勘定高いについて

言葉 | 勘定高い |
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読み方 | かんじょうだかい |
意味 | なにかを行う際に、損になるか得になるかを考えるさま。
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出典 | - |
類句 | 計算高い(けいさんだかい) |
算盤高い(そろばんだかい) |
使用されている漢字
「勘」を含むことわざ
火事と葬式に行けば勘当もゆりる(かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる)
火事や葬式の時にわびに行って手伝えば、勘当された者も許されるということ。「ゆりる」は、許されるという意。
勘気に触れる(かんきにふれる)
主君や親など、目上の者から咎められること。
勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
理論と実際とが一致しないことのたとえ。計算は合っているのに、現金が足りないということから。
勘定に入れる(かんじょうにいれる)
何かを行う際に、事前にそのことを考慮する。
勘所を押さえる(かんどころをおさえる)
物事のもっとも重要な点をしっかりと把握すること。 「勘所」は「肝所」とも書く。
下種の勘ぐり(げすのかんぐり)
品性の卑しい愚かな人間は、何かにつけて邪推するということ。
「定」を含むことわざ
生まれる前の襁褓定め(うまれるまえのむつきさだめ)
物事の手回しがよすぎて大げさなことのたとえ。 「襁褓」は、おむつのこと。 生まれる前から、赤ん坊のおむつの準備で大騒ぎするとの意から。
小田原評定(おだわらひょうじょう)
長引いてなかなか結論が出ない話し合いのこと。豊臣秀吉の小田原征伐の時、城を包囲された北条氏が、戦い続けるか降伏するかをなかなか決定しなかったことから。
勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
理論と実際とが一致しないことのたとえ。計算は合っているのに、現金が足りないということから。
勘定に入れる(かんじょうにいれる)
何かを行う際に、事前にそのことを考慮する。
棺を蓋いて事定まる(かんをおおいてことさだまる)
人間の真価は死後になって初めて決まるということ。棺に蓋をしたあとで、その人の本当の評価が定まるという意から。「人事は棺を蓋いて定まる」ともいう。
三度目は定の目(さんどめはじょうのめ)
物事は一度目や二度目の結果は当てにならないが、三度目ともなれば確実だということ。「定の目」は、定まった賽の目のこと。
「高」を含むことわざ
空樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)
中身のない人間ほど得意そうにしゃべりたてるというたとえ。空の樽は叩くと高い音が出ることから。
お高くとまる(おたかくとまる)
気位が高く、人を見下した態度をとること。
隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
秘密の話はこそこそ言わずに大きな声で話せということ。ひそひそ話は人の好奇心をかきたて注意をひきやすいので、普通に話しているほうが目立たず秘密が守れるという意から。
気位が高い(きぐらいがたかい)
自分の品位に誇りをもっていて、他者を見下すような態度をとる様子。
食わず貧楽高枕(くわずひんらくたかまくら)
貧しい暮らしでも、気楽で穏やかに暮らしていることのたとえ。
計算高い(けいさんだかい)
なにかを行う際に、損になるか得になるかを考えるさま。