「勘」を含む故事・ことわざ・慣用句
「勘」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
火事と葬式に行けば勘当もゆりる(かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる)
火事や葬式の時にわびに行って手伝えば、勘当された者も許されるということ。「ゆりる」は、許されるという意。
勘気に触れる(かんきにふれる)
主君や親など、目上の者から咎められること。
勘気を被る(かんきをこうむる)
主君や親など、目上の者から咎められること。
勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
理論と実際とが一致しないことのたとえ。計算は合っているのに、現金が足りないということから。
勘定高い(かんじょうだかい)
なにかを行う際に、損になるか得になるかを考えるさま。
勘定に入れる(かんじょうにいれる)
何かを行う際に、事前にそのことを考慮する。
勘所を押さえる(かんどころをおさえる)
物事のもっとも重要な点をしっかりと把握すること。 「勘所」は「肝所」とも書く。
下種の勘ぐり(げすのかんぐり)
品性の卑しい愚かな人間は、何かにつけて邪推するということ。
丼勘定(どんぶりかんじょう)
収支を帳簿に細かくつけずに、大雑把に金を使うこと。 「丼」は、昔、職人などが身につけた、腹掛けという作業衣の腹部にある物入れのこと。 そのどんぶりに無造作に金を出し入れしていたことから。