「口」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 99 件
「口」から始まる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
口あれば京に上る(くちあればきょうにのぼる)
その気さえあれば、たいていのことはやれるというたとえ。 人に道を聞ける口を持っていれば、遠い都までもたどり着けることからいう。
口あれば食い、肩あれば着る(くちあればくい、かたあればきる)
人はだれでも、毎日の食べ物や着る物くらいはどうにか手に入れて、この世を生きていける、ということ。 だから、この先の暮らしをあまり心配しなくてもよい、と伝えたいときに使う。 人の体に、食べるための口と、着物を掛ける肩がついている以上、食べる物と着る物は自然と手に入ると考えたもの。 「口あれば食って通る、肩あれば着て通る」ともいう。 これと似た考え方のことわざに「[[生き身に餌食*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/7986.php]]」がある。
口裏を合わせる(くちうらをあわせる)
両者が事前に示し合わせて、話の内容が食い違わないようにすること。 「口を合わせる」ともいう。
口から高野(くちからこうや)
うっかりもらした一言がもとで、大きな痛手をこうむることのたとえ。 「高野」は、真言宗の寺々が集まる高野山(和歌山県)を指す。軽はずみな発言が災いして、髪をそって僧になり、山へ入るはめに追いこまれる、という筋立てから生まれた。 言葉に気をつけないと身に災いがふりかかる、という教えをふくみ、「[[口は災いの元*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/311.php]]」と同じ戒めを伝える。
口から先に生まれる(くちからさきにうまれる)
口が達者でお喋りな人に対していう言葉。
口から出任せ(くちからでまかせ)
後先を考えず、その場で浮かんだことをそのまま口にすること。 裏づけのない言葉が次から次へと出てくるさまをいう。
口から出れば世間(くちからでればせけん)
いったん口に出したことは、いつの間にか世間に広まるから、口は慎めということ。
口が動けば手が止む(くちがうごけばてがやむ)
話に夢中になると、仕事をする手先がおろそかになるということ。
口がうまい(くちがうまい)
耳あたりのよい言い回しを繰り出して、相手の心を難なくこちらへ寄せてしまう。話の中身よりも運びかたで人を動かす質をいう。
口がうるさい(くちがうるさい)
①まわりの者が寄ると触ると話の種にするので、こちらが身を縮める。②ささいなことまで見とがめて、いちいち言わずにおかない。
口が多い(くちがおおい)
よく喋るさま。 「口数が多い」ともいう。
口が奢る(くちがおごる)
味が良いものや質の高いものなどを食べ慣れていて、食に贅沢であることのたとえ。
口が重い(くちがおもい)
言葉数が少なく、積極的には人と喋らないようす。
口が掛かる(くちがかかる)
芸人などが、客から呼ばれたり仕事の依頼を受けたりすること。
口が堅い(くちがかたい)
他人に言ってはいけないことを軽々しく口にしない様子。
口が軽い(くちがかるい)
言ってはいけないことまでも軽率に話してしまうこと。
口が腐っても(くちがくさっても)
何があっても決して言わないと強く思う気持ち。 「口が腐っても」ともいう。
口が肥える(くちがこえる)
味が良いものや質の高いものなどを食べ慣れていて、味の良し悪しに対する感覚が鋭くなること。 「舌が肥える」ともいう。
口が寂しい(くちがさびしい)
口に何かを入れておかないと物足りなくて落ち着かない様子。
口が過ぎる(くちがすぎる)
相手に対して、言わなくてもいいことや失礼なことを言うことのたとえ。 「言葉が過ぎる」ともいう。
口が酸っぱくなる(くちがすっぱくなる)
くどいほど同じ注意を言い聞かせるようす。言いすぎて口の中が酸っぱくなる意から。
口が滑る(くちがすべる)
隠しておくつもりだった事を、はずみで口にしてしまうこと。
口が干上がる(くちがひあがる)
生活が苦しくなり、食べていけなくなること。
口が減らない(くちがへらない)
あれこれと屁理屈をつけて反論したり、負け惜しみを言ったりするようす。
口がほぐれる(くちがほぐれる)
こわばっていた気持ちがゆるんで、それまで黙りがちだった人が、だんだん口を開いていくこと。 「ほぐれる」は、結ばれたり絡まったりして固まっていたものがばらけ、やわらかな状態にもどるという意味。ここでは、人前での緊張や遠慮でかたく閉じていた口が、結び目がとけるようにゆるんで、言葉が出てくる様子を表したもの。 反対に、言葉が少なくてなかなか話さないようすは[[口が重い*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/6005.php]]という。 漢字では「口が解れる」とも書く。
口が曲がる(くちがまがる)
お世話になった人や目上の人に対して悪口を言うと、罰としてその口が歪むということのたとえ。 悪口をいうことを止めさせるときに用いる言葉。
口が回る(くちがまわる)
滞ることなく滑らかに喋ること。 または、話が巧みであること。 「舌が回る」ともいう。
口が悪い(くちがわるい)
人の心を傷つけるようなことを平気でいう様子。
口食うて一杯(くちくうていっぱい)
その日の食事をまかなうだけで手が一杯になる暮らし向き。
口車に乗せる(くちぐるまにのせる)
巧みな言葉で言いくるめて人をだますことのたとえ。
