口あれば食い、肩あれば着る
ことわざ「口あれば食い、肩あれば着る」の意味・読み方・異形などを解説します。
口あれば食い、肩あれば着る
くちあればくい、かたあればきる
| 言葉 | 口あれば食い、肩あれば着る |
|---|---|
| 読み方 | くちあればくい、かたあればきる |
| 意味 | 人はだれでも、毎日の食べ物や着る物くらいはどうにか手に入れて、この世を生きていける、ということ。
だから、この先の暮らしをあまり心配しなくてもよい、と伝えたいときに使う。 人の体に、食べるための口と、着物を掛ける肩がついている以上、食べる物と着る物は自然と手に入ると考えたもの。 「口あれば食って通る、肩あれば着て通る」ともいう。 これと似た考え方のことわざに「生き身に餌食」がある。 |
| 例文 | 仕事を失ってふさぎこんでいた兄も、母から口あれば食い、肩あれば着ると言われて、少し気が楽になったようだ。 |
| 異形 | 口あれば食って通る、肩あれば着て通る(くちあればくってとおる、かたあればきてとおる) |
| 場面 | 世渡り / 励ましの言葉 |
| 使用漢字 | 口 / 食 / 肩 / 着 / 通 |
「口」を含むことわざ
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 一口に出ずるが如し(いっこうにいずるがごとし)
- 馬に乗るとも口車に乗るな(うまにのるともくちぐるまにのるな)
- 大きな口を利く(おおきなくちをきく)
- 大口を叩く(おおぐちをたたく)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
「肩」を含むことわざ
- 肩揚げを下ろす(かたあげをおろす)
- 肩入れする(かたいれする)
- 肩がいい(かたがいい)
- 肩が軽くなる(かたがかるくなる)
- 肩が凝る(かたがこる)
- 肩透かしを食う(かたすかしをくう)
- 肩たたき(かたたたき)
- 肩で息をする(かたでいきをする)
- 肩で風を切る(かたでかぜをきる)
- 肩に掛かる(かたにかかる)
「着」を含むことわざ
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着く(あしがちにつく)
- 当たる罰は薦着ても当たる(あたるばちはこもきてもあたる)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 石に裃を着せたよう(いしにかみしもをきせたよう)
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 烏帽子を着せる(えぼしをきせる)
- 横着者の節供働き(おうちゃくもののせっくばたらき)
- 狼が衣を着たよう(おおかみがころもをきたよう)
- 奥歯に衣着せる(おくばにきぬきせる)
