一口に出ずるが如し

ことわざ「一口に出ずるが如し」の意味・読み方を解説します。

言葉一口に出ずるが如し
読み方いっこうにいずるがごとし
意味たくさんの人が口にすることが少しも食い違わず、まるでただ一人がしゃべったと思えるほど、そろっていること。皆の考えがすっかり同じである様子にいう。
「一口」は一つの口のこと。「出ずる」は昔の言葉で「出る」、「如し」は「…のようだ」を表す。
『戦国策』楚策に、魏から楚へ使いに来た江乙が、楚の王に語った言葉として出てくる。国の政治をとりしきる宰相の州侯は、とても位が高く、物事をひとりで決めていた。それなのに、王のそばに仕える者たちは、皆そろって同じ答えをしたという。
『韓非子』内儲説下にも同じ話がある。そちらでは、州侯を疑った王がそばの者たちに尋ねると、だれもが「そのようなことはありません」と答えたとある。
近い意味を持つ言葉に口を揃えるがあり、四字熟語では異口同音がこれにあたる。
例文新しい案について意見を求めると、部員の返事は一口に出ずるが如しで、だれもが賛成だった。
出典『戦国策』楚策
場面考えが一致する / 口
使用漢字一 / 口 / 出 / 如

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