牛は願いから鼻を通す
ことわざ「牛は願いから鼻を通す」の意味・読み方・異形などを解説します。
牛は願いから鼻を通す
うしはねがいからはなをとおす
| 言葉 | 牛は願いから鼻を通す |
|---|---|
| 読み方 | うしはねがいからはなをとおす |
| 意味 | つらい目にあったり自由を失ったりするのが、ほかでもない自分の望みから招いた結果なのだ、ということを言い表したたとえ。
牛が鼻に輪を通されて人に引かれる身になるのは、そうでもしなければ言うことを聞かない牛がもともと持っている性質のせいで、いわば牛のほうが願って招いたようなものだ、という見方から出た句である。 「牛と芥子は願いから鼻を通す」ともいい、こちらは、からしを口に入れて鼻につんと来るのも、食べたいと思って自分で口に運んだからだ、という意味も重ねている。 |
| 例文 | 宿題を後回しにして遊んだのは自分なのだから、今夜徹夜する羽目になったのも牛は願いから鼻を通すというものだ。 |
| 異形 | 牛と芥子は願いから鼻を通す(うしとからしはねがいからはなをとおす) |
| 場面 | 牛 / 行いの報いを受ける |
| 使用漢字 | 牛 / 願 / 鼻 / 通 / 芥 / 子 |
「牛」を含むことわざ
- 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛売って牛にならず(うしうってうしにならず)
- 牛追い牛に追われる(うしおいうしにおわれる)
- 牛つかむばかりの暗がり(うしつかむばかりのくらがり)
- 牛に経文(うしにきょうもん)
- 牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
- 牛に乗って牛を尋ねる(うしにのってうしをたずねる)
- 牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
- 牛にも馬にも踏まれず(うしにもうまにもふまれず)
「願」を含むことわざ
- 蛙の願立て(かえるのがんだて)
- 願を懸ける(がんをかける)
- 極楽願わんより地獄作るな(ごくらくねがわんよりじごくつくるな)
- 後生願いの六性悪(ごしょうねがいのろくしょうあく)
- 食を願わば器物(しょくをねがわばうつわもの)
- 願うに幸い(ねがうにさいわい)
- 願ったり叶ったり(ねがったりかなったり)
- 願ってもない(ねがってもない)
- 棒ほど願って針ほど叶う(ぼうほどねがってはりほどかなう)
「鼻」を含むことわざ
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 一日猿楽に鼻を欠く(いちにちさるがくにはなをかく)
- 得手に鼻つく(えてにはなつく)
- 女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
- 南瓜に目鼻(かぼちゃにめはな)
- 紙漉きの手鼻(かみすきのてばな)
- 木で鼻をくくる(きではなをくくる)
- 彩ずる仏の鼻を欠く(さいずるほとけのはなをかく)
- 酸鼻を極める(さんびをきわめる)
- 炭団に目鼻(たどんにめはな)
「通」を含むことわざ
- 息が通う(いきがかよう)
- 意地を通す(いじをとおす)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
- 一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)
- 一脈相通ずる(いちみゃくあいつうずる)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 慇懃を通ずる(いんぎんをつうずる)
- 有無相通じる(うむあいつうじる)
「芥」を含むことわざ
- 牛と芥子は願いから鼻を通す(うしとからしはねがいからはなをとおす)
- 芥子は気短に搔かせろ(からしはきみじかにかかせろ)
- 琥珀は腐芥を取らず(こはくはふかいをとらず)
- 大海は芥を択ばず(たいかいはあくたをえらばず)
- 淀む水には芥溜まる(よどむみずにはごみたまる)
