一念岩をも通す
ことわざ「一念岩をも通す」の意味・読み方・異形などを解説します。
一念岩をも通す
いちねんいわをもとおす
| 言葉 | 一念岩をも通す |
|---|---|
| 読み方 | いちねんいわをもとおす |
| 意味 | ひとつのことを心に強く思い定めて打ち込めば、かたい岩さえ突き通すように、どんなに手ごわい事でも果たせる。
「一念」とは、ひとすじに思いつめる心のこと。よく似た言い回しに念力岩をも徹す、思う念力、岩をも徹す、一念、天に通ずなどがある。 中国の『韓詩外伝』という書物にある次の話が、この言葉の出どころとされる。楚の熊渠子という人が夜道で横たわる大きな石を、うずくまった虎だと思って矢を放つと、矢は羽根の根もとまで石に埋まった。ところが、石と気づいてから射直すと、矢ははね返って跡すら付かなかった。漢の李広にも似た話が伝わり、石に立つ矢の由来となった。 |
| 例文 | 毎朝だれよりも早く来て練習を続けた彼が、ついにレギュラーの座をつかんだのだから、まさに一念岩をも通すだ。 |
| 出典 | 『韓詩外伝』 |
| 異形 | 一念岩をも徹す(いちねんいわをもとおす) |
| 一念岩にも徹る(いちねんいわにもとおる) | |
| 場面 | 信念を貫く / 励ましの言葉 |
| 使用漢字 | 一 / 念 / 岩 / 通 / 徹 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「念」を含むことわざ
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 案じるより念じろ(あんじるよりねんじろ)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
- 今際の念仏誰も唱える(いまわのねんぶつだれもとなえる)
- 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
- 鬼の念仏(おにのねんぶつ)
- 思う念力、岩をも徹す(おもうねんりき、いわをもとおす)
- 女の一念、岩をも徹す(おんなのいちねん、いわをもとおす)
- 蟹の念仏(かにのねんぶつ)
- 食い物と念仏は一口ずつ(くいものとねんぶつはひとくちずつ)
「岩」を含むことわざ
- 一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 思う念力、岩をも徹す(おもうねんりき、いわをもとおす)
- 女の一念、岩をも徹す(おんなのいちねん、いわをもとおす)
- 涓滴岩を穿つ(けんてきいわをうがつ)
- 念力岩をも徹す(ねんりきいわをもとおす)
「通」を含むことわざ
- 息が通う(いきがかよう)
- 意地を通す(いじをとおす)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
- 一脈相通ずる(いちみゃくあいつうずる)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 慇懃を通ずる(いんぎんをつうずる)
- 有無相通じる(うむあいつうじる)
- 思う念力、岩をも通す(おもうねんりき、いわをもとおす)
- 女の一念、岩をも通す(おんなのいちねん、いわをもとおす)
