大海は芥を択ばずとは
大海は芥を択ばず
たいかいはあくたをえらばず
言葉 | 大海は芥を択ばず |
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読み方 | たいかいはあくたをえらばず |
意味 | 度量が広く、どんな相手でもすべて受け入れるというたとえ。
「芥」はごみのこと。 大海はごみであっても気にせずに受け入れるという意味から。 |
異形 | 大海は塵を択ばず(たいかいはちりをえらばず) |
類句 | 河海は細流を択ばず(かかいはさいりゅうをえらばず) |
使用語彙 | 塵 |
使用漢字 | 大 / 海 / 芥 / 択 / 塵 |
「大」を含むことわざ
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一木いずくんぞ能く大廈を支えん(いちぼくいずくんぞよくたいかをささえん)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 独活の大木柱にならぬ(うどのたいぼくはしらにならぬ)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
「海」を含むことわざ
- 海驢の番(あしかのばん)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)
- 海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 海老で鯛を釣る(えびでたいをつる)
- 貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)
- 海賊が山賊の罪をあげる(かいぞくがさんぞくのつみをあげる)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
「芥」を含むことわざ
- 芥子は気短に搔かせろ(からしはきみじかにかかせろ)
- 大海は芥を択ばず(たいかいはあくたをえらばず)
「択」を含むことわざ
- 飢えたる時は食を択ばず(うえたるときはしょくをえらばず)
- 飢えては食を択ばず(うえてはしょくをえらばず)
- 河海は細流を択ばず(かかいはさいりゅうをえらばず)
- 弘法筆を択ばず(こうぼうふでをえらばず)
- 能書筆を択ばず(のうしょふでをえらばず)
- 良禽は木を択んで棲む(りょうきんはきをえらんですむ)
- 良工は材を択ばず(りょうこうはざいをえらばず)