「択」を含む故事・ことわざ・慣用句
「択」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
飢えたる時は食を択ばず(うえたるときはしょくをえらばず)
飢えているときには、食べ物を選り好む余裕などないため、何でも食べるということ。
飢えては食を択ばず(うえてはしょくをえらばず)
飢えているときには、食べ物を選り好む余裕などないため、何でも食べるということ。
河海は細流を択ばず(かかいはさいりゅうをえらばず)
度量の広い大人物は、どんな人でも受け入れるというたとえ。「河」は黄河のこと。黄河や大きな川はどんな小さな流れでも差別なく受け入れるという意味から。
弘法筆を択ばず(こうぼうふでをえらばず)
名人・達人と呼ばれる人は、どんな道具を使っても良い成果をあげるというたとえ。書の名人の弘法大師は、筆のよしあしを選ばず常にりっぱな字を書いたことから。
大海は芥を択ばず(たいかいはあくたをえらばず)
度量が広く、どんな相手でもすべて受け入れるというたとえ。 「芥」はごみのこと。 大海はごみであっても気にせずに受け入れるという意味から。
大海は塵を択ばず(たいかいはちりをえらばず)
度量が広く、どんな相手でもすべて受け入れるというたとえ。 「芥」はごみのこと。 大海はごみであっても気にせずに受け入れるという意味から。
能書筆を択ばず(のうしょふでをえらばず)
書にすぐれた人は筆のよしあしに関係なく、どんな筆を使ってもすぐれた字を書くということ。
良禽は木を択んで棲む(りょうきんはきをえらんですむ)
賢い鳥は木を選んで巣を作るということ。賢い臣下は主君を選んで仕えるというたとえ。
良工は材を択ばず(りょうこうはざいをえらばず)
すぐれた技術を持つ人は、材料の良し悪しなど問題にしないということ。