「歌」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 15 件
「歌」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
歌と読み(うたとよみ)
①かるたに「歌がるた」と「読みがるた」という二つの種類があるのと同じで、世の中のことには、どれにも表と裏、良い面と悪い面、得になる面と損になる面とが、背中合わせについて回る、ということ。 ②そこから転じて、どちらについたら得でどちらについたら損かを見比べ、自分のもうけが多いほうを選ぶこと。 「歌がるた」は、百人一首のように和歌を書いた札を使う遊び。「読みがるた」は、札を数の順に出していく、昔の賭け事のかるた。語順を入れかえて「読みと歌」ともいう。
歌は世につれ世は歌につれ(うたはよにつれよはうたにつれ)
歌は世相の変化に伴って変わっていき、世相も歌の流行に影響されるということ。
歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
いちばん大事なことがぬけていることのたとえ。 「歌物語」は和歌にまつわる話。 歌物語を話しながら、歌の文句を忘れてしまうとの意から。
歌より囃子(うたよりはやし)
話し手その人よりも、そばで相槌を打ったり、話の流れを整えたりして支える聞き手のほうが、実は重い役目を果たしている。人の役回りを、歌と囃子の間柄に引き当てて述べている。 歌い手の腕前より、笛や太鼓、掛け声で歌を盛り立てる囃子の出来のほうが、芸のでき映えを大きく左右するというのが元の意。歌の文句そのものより、合間に入る囃子ことばのほうが面白い、という意にも取られる。 「囃子」は、能や歌舞伎、祭りなどで、笛・鼓・太鼓を鳴らしたり声を掛けたりして調子を取り、その場を盛り上げる音楽。会話の途中で調子よく言葉をはさむことは「[[合いの手を入れる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4498.php]]」という。
歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
歌人は古歌や歌枕の研究によって、実際にその場所に行ったことはなくても、名所について詳しいということ。
凱歌を揚げる(がいかをあげる)
試合や戦争などの戦いに勝利して喜ぶ。 「凱歌」は、勝利を祝う歌。 「揚げる」は「上げる」「挙げる」とも書く。
褻にも晴れにも歌一首(けにもはれにもうたいっしゅ)
普段の時も晴れの席でも、同じ歌一首しか詠めないということ。無能無芸を嘲笑う言葉。「褻」は、普段。
夏歌う者は冬泣く(なつうたうものはふゆなく)
働ける時に働いておかなければと、後になって暮らしに困るということ。 夏に歌など歌って遊んで暮らしている者は、冬になったときに蓄えがないので飢えや寒さに泣く羽目になるとの意から。
飲めや歌え(のめやうたえ)
宴会などがにぎやかに盛り上がっているさま。 酒を酌み交わし、歌い騒ぐほどの大いにぎわう様子をいう。
白鳥の歌(はくちょうのうた)
人が亡くなる直前に、人生でもっとも優れた仕事や作品を残すこと。また、その最後に残された作品。 白鳥は死の直前に、最も美しい声で歌うという言い伝えに由来する。
鼻歌交じり(はなうたまじり)
鼻歌を口ずさみながら、上機嫌で気軽に何かを行うさま。緊張や苦労を感じていない様子を含んでいうことが多い。
挽歌(ばんか)
人の死を悲しみ惜しむ歌。または、死を惜しんで歌を作ること。
中国で死者を墓地に送る際に、棺を引く人がうたった歌のことから。
「[挽歌]を捧げる」「[挽歌]を歌う」貧の盗みに恋の歌(ひんのぬすみにこいのうた)
事情に追い込まれると、人はふだんならしないことでもやってのけてしまうというたとえ。 暮らしに窮すれば盗みにまで走り、思う相手ができれば歌までこしらえるという意から。
雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
連れ合いの声のほうが大きくなった所帯は、じきに回らなくなる。 夜明けを告げるのが雄でなく雌のほうだと不吉とされた、古い中国の見方に基づく。
連歌と盗人は夜がよい(れんがとぬすびとはよるがよい)
句を継ぐ座は、あたりが鎮まってからのほうが冴える。人けの絶えた刻限に本領を出すという点では、夜な夜な忍び込む手合いと変わらない。
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