書は言を尽くさず、言は意を尽くさず
ことわざ「書は言を尽くさず、言は意を尽くさず」の意味・読み方を解説します。
書は言を尽くさず、言は意を尽くさず
しょはげんをつくさず、げんはいをつくさず
| 言葉 | 書は言を尽くさず、言は意を尽くさず |
|---|---|
| 読み方 | しょはげんをつくさず、げんはいをつくさず |
| 意味 | 書き記した文章は、口で伝えたいことを残らず写しきれず、口に出す言葉も、胸の中にある思いをすべては伝えきれない。文字や言葉には限りがあり、それだけを手がかりにしても、人の本心を余すところなく読み取るのは無理な相談だということ。
『易経』繋辞上に、孔子のことばとして載っている。このあとには「それなら聖人の考えは知りようがないのか」という問いが続き、聖人は物事の姿をかたどったしるし(易の象)を立てて、思いを表し尽くしたのだと答えている。 「書」は書き記したもの、「言」は口に出す言葉、「意」は心の中の考えを指す。書いても話しても伝えきれないくらいであることを筆舌に尽くし難いといい、考えを残らず言い表そうとすることを意を尽くすという。 |
| 例文 | 書は言を尽くさず、言は意を尽くさずだと思い、大切な頼みごとはメールだけで済ませずに、会って直接頼みに行った。 |
| 出典 | 『易経』繋辞上 |
| 場面 | 言葉遣い / 文章 |
| 使用漢字 | 書 / 言 / 尽 / 意 |
「書」を含むことわざ
- 頭搔くか字を書くか(あたまかくかじをかくか)
- 急ぎの文は静かに書け(いそぎのふみはしずかにかけ)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- 書いた物が物を言う(かいたものがものをいう)
- 顔に書いてある(かおにかいてある)
- 書き入れ時(かきいれどき)
- 家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)
- 壁の中の書(かべのなかのふみ)
- 壁を穿ちて書を読む(かべをうがちてしょをよむ)
- 雁書(がんしょ)
「言」を含むことわざ
- ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- あっと言う間(あっというま)
- あっと言わせる(あっといわせる)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 余りと言えば余り(あまりといえばあまり)
- 有り体に言う(ありていにいう)
「尽」を含むことわざ
- 愛想が尽きる(あいそがつきる)
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛想を尽かす(あいそをつかす)
- 委曲を尽くす(いきょくをつくす)
- 至れり尽くせり(いたれりつくせり)
- 意を尽くす(いをつくす)
- 運の尽き(うんのつき)
- 男冥利に尽きる(おとこみょうりにつきる)
- 女冥利に尽きる(おんなみょうりにつきる)
- 限りを尽くす(かぎりをつくす)
