壁の中の書
ことわざ「壁の中の書」(かべのなかのふみ)の意味・読み方を解説します。
壁の中の書
かべのなかのふみ
| 言葉 | 壁の中の書 |
|---|---|
| 読み方 | かべのなかのふみ |
| 意味 | 孔子が住んでいた家の壁の中から見つかったと伝わる、古い書物のこと。『尚書(書経)』『礼記』『論語』『孝経』など、儒学の教えを記した数十編を指す。
前漢の武帝の時代の終わりごろ、魯の共王が自分の宮殿を広げようとして孔子の旧宅を取りこわしたところ、壁の中から昔の字体で記されたこれらの書物が出てきたという、『漢書』芸文志の記事による。秦の始皇帝が書物を焼き捨てさせたとき、その難を逃れるため、ひそかに壁に塗りこめて隠したと伝わる。 そこから広げて、儒学の古典をまとめて指していうこともある。 |
| 例文 | 漢文の授業で、秦の焚書を逃れたとされる壁の中の書の話を聞いた。 |
| 出典 | 『漢書』芸文志 |
| 場面 | 本 |
| 使用漢字 | 壁 / 中 / 書 |
「壁」を含むことわざ
- 浮世の苦楽は壁一重(うきよのくらくはかべひとえ)
- 後ろの目、壁に耳(うしろのめ、かべにみみ)
- 江戸中の白壁は皆旦那(えどじゅうのしらかべはみなだんな)
- 壁訴訟(かべそしょう)
- 壁に馬を乗りかける(かべにうまをのりかける)
- 壁に突き当たる(かべにつきあたる)
- 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)
- 壁の穴は壁で塞げ(かべのあなはかべでふさげ)
- 壁を作る(かべをつくる)
- 地獄は壁一重(じごくはかべひとえ)
「中」を含むことわざ
- 顎で背中を搔く(あごでせなかをかく)
- 麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)
- 頭の中が真っ白になる(あたまのなかがまっしろになる)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 暗中的を射る(あんちゅうまとをいる)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 一文高の世の中(いちもんだかのよのなか)
- 意中の人(いちゅうのひと)
