「妻」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 29 件
「妻」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全29件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
連れ合いを選び違えると、その痛手は死ぬまで、ときには次の代まで尾を引く。 一度きりの選び方が、その後のすべてに影を落とす。 「悪妻は百年の不作」ともいう。
姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
夫より年上の妻は家計のやりくりもうまく、夫に尽くすので、家庭が円満であるということ。
家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
家に主婦がいないのは、炉の中に火がないのと同じで、大事なものが欠けていて寂しいということ。
家貧しくして良妻を思う(いえまずしくしてりょうさいをおもう)
貧乏をすると、この境遇を一緒に乗り越えてくれる良い妻が欲しいと、つくづく思うということ。
男は妻から(おとこはめから)
男が身を立てられるかどうかは、どのような妻を迎えるかで決まるということ。 「から」は事の起こる元をいい、家の内が定まってこそ外での働きも定まる、という見方に立った言葉。
髪結いの亭主(かみゆいのていしゅ)
妻の稼ぎで養われている男のたとえ。 髪結いの女房をもつと、その稼ぎで、働かずに遊んで暮らせる意から。
去り跡へ行くとも死に跡へ行くな(さりあとへゆくともしにあとへゆくな)
離縁のあとへ入るならまだしも、死に別れのあとへ入るのは避けたほうがよい。 去った人の欠点は残るのに、亡くなった人の像は日が経つほど良いほうへ整えられてしまう。 「往に跡へ行くとも死に跡へ行くな」ともいう。
三従(さんじゅう)
昔、女性が守るべきとされていた三つの道のこと。生家では父に従い、嫁いでは夫に従い、夫の死後は子に従うということ。
三度の火事より一度の後家(さんどのかじよりいちどのごけ)
三度火事に遭うより、一度だけでも夫に先立たれるほうが精神的打撃が大きくて立ち直りにくいというたとえ。
師走女房難つけな(しわすにょうぼうなんつけな)
年の瀬は忙しく、女たちは身なりに構う暇などないので、文句を言ったりするなということ。
相撲に負けて妻の面張る(すもうにまけてつまのつらはる)
外でうまくいかないことがあった男が、家で妻に八つ当たりすること。また、弱い者が自分よりさらに弱い者をいじめること。 相撲に負けて帰った男が、腹いせに妻の顔を殴るとの意から。 「喧嘩に負けて妻の面を張る」ともいう。
漬物褒めれば嬶褒める(つけものほめればかかほめる)
よその家の漬物をうまいと言えば、それを漬けた妻を褒めたことになる。 その一言は当人より先に亭主の胸へ引っかかるもので、うっかりした褒め方は焼きもちの種になるから気をつけよということ。
妻の言うに向こう山も動く(つまのいうにむこうやまもうごく)
妻の言葉は夫に対して大きな力を持っていることのたとえ。 動くはずのない向こうの山でさえも、妻が言えば動いてしまうとの意から。
亭主を尻に敷く(ていしゅをしりにしく)
妻が夫を立てず、家のことを自分の一存で決めてしまう。
女房、鉄砲、仏法(にょうぼう、てっぽう、ぶっぽう)
女性は雰囲気を和らげ、鉄砲の力で治安を保ち、仏法で人の心を正しく導く。この三つの力で世の中がうまく治まっているということ。
女房と畳は新しいほうがよい(にょうぼうとたたみはあたらしいほうがよい)
敷き替えたばかりの座敷が心地よいように、連れ合いも取り替えるに越したことはない、という男の側だけに都合のよい言い草。
女房と味噌は古いほどよい(にょうぼうとみそはふるいほどよい)
何でも古いほど味わいが出て良いということ。味噌も古くなると熟成されて味がよくなり、妻も長年連れ添うと円満さも増していくということから。
女房に惚れてお家繁盛(にょうぼうにほれておいえはんじょう)
亭主が女房に惚れ込んでいると、外で浮気や道楽もせず家庭円満になるということ。
女房の妬くほど亭主もてもせず(にょうぼうのやくほどていしゅもてもせず)
妻が気をもむほど、夫はよその女性にもててはいないということ。
女房は貸すとも擂り粉木は貸すな(にょうぼうはかすともすりこぎはかすな)
使うたびに目減りするものは、人手に渡すものではない。 減るものと減らぬものを、わざと極端に並べた句。
女房は灰小屋から貰え(にょうぼうははいごやからもらえ)
妻を迎えるなら、自分より格下の家からもらうのがよいということ。 身分の高い家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり夫の権威が下がったりする恐れがあるとの意から。 「女房は台所から貰え」「女房は掃き溜めから拾え」「女房は庭から取れ」などともいう。
女房は半身上(にょうぼうははんしんしょう)
その家が繁盛するかどうかは、女房の力にかかっているということ。「身上」は財産の意で、女房は財産の半分の価値があるということから。
女房は山の神百石の位(にょうぼうはやまのかみひゃっこくのくらい)
家庭において妻は山の神のように尊く、百石の禄を受ける武士の位にも匹敵するほど大切な存在であるということ。 家の中で妻が重要な地位を占め、敬うべき大事な存在であることのたとえ。
女房百日、馬二十日(にょうぼうひゃくにち、うまはつか)
どんなものも、はじめのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうというたとえ。 妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまうとの意から。
箆増しは果報持ち(へらましはかほうもち)
年上の女性を妻にすると幸せになるということ。「箆増し」は年上の女房、「果報持ち」は幸運・幸せの意。
婿は座敷から貰え、嫁は庭から貰え(むこはざしきからもらえ、よめはにわからもらえ)
婿は自分の家より家柄がよい家から貰うと家の格が上がり、嫁は自分の家より低い家柄から貰うと威張らずによく働くので家のためによいということ。 「婿は大名から貰え嫁は灰小屋から貰え」「嫁は下から婿は上から」ともいう。
雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
連れ合いの声のほうが大きくなった所帯は、じきに回らなくなる。 夜明けを告げるのが雄でなく雌のほうだと不吉とされた、古い中国の見方に基づく。
雌鶏勧めて雄鶏時を作る(めんどりすすめておんどりときをつくる)
亭主が妻の言うままに動く。家の中の上下がすっかり入れ替わっている世帯をさす。 時を告げるのは雄鶏の役目なのに、雌鶏に促されてようやく鳴くことから。
宿六(やどろく)
妻が自分の夫を呼ぶ言葉。けなす調子で使うこともあれば、身内ゆえの気安さから使うこともある。 「宿」は住まい、「ろく」は「ろくでなし」を縮めた言い方で、家にいるろくでなし、というほどの意。
