「買」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 33 件
「買」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
青田買い(あおたがい)
企業が才能のある人材を得るために、卒業までにまだ間がある学生に対して早々に採用の内定を出すこと。
怒りを買う(いかりをかう)
自分の言動で、相手を怒らせてしまうこと。 「怒りを招く」ともいう。
一笑を買う(いっしょうをかう)
周囲の人から笑いものにされること。
馬も買わずに鞍買う(うまもかわずにくらかう)
物事の順序が逆であるたとえ。
恨みを買う(うらみをかう)
自分の言動で、人から恨まれること。
売られた喧嘩は買わねばならぬ(うられたけんかはかわねばならぬ)
自分の身に危険が迫ってくれば、それを防がなければならないというたとえ。
売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば)
相手の暴言に対して、こちらも同じような調子で言い返すこと。 けんかを売る言葉に対しては、けんかを買う言葉で応じるとの意から。
親と子供は銭金で買われぬ(おやとこどもはぜにかねでかわれぬ)
親と子の結びつきは、どれほどのお金を積んでも手に入らず、ほかの何とも取りかえのきかない宝だということ。わが子は親にとって、親は子にとって、何ものにも代えられない存在なのである。 さらに、親子の間がらは損得の計算とは無縁のものだ、との含みもある。 「銭金」はお金のことで、「買われぬ」は「買えない」を古風に言った形。子を何よりの宝とする[[子に過ぎたる宝なし*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3112.php]]は、同じ思いを親の側から述べた言葉である。
買うは貰うに勝る(かうはもらうにまさる)
人から物を貰えば得したような気がするが、気持ちの負担になるし相手に借りができてしまったりする。物はもらうよりも自分で買うほうがよいということ。
買って出る(かってでる)
自らすすんで難しい役割を担うこと。 「買う」は引き受けること。
歓心を買う(かんしんをかう)
相手に気に入られようとして機嫌をとること。 「歓心」は喜ぶ気持ち。
傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
遊びには大金を惜しまないのに、日々の暮らしは切り詰めるという釣り合いの取れなさをいう言葉。 傾城は遊女のことで、遊女を揚げるほどの金を使いながら、家では古い糠味噌をこした汁で済ませるとの意から。
五両で帯買うて三両で絎ける(ごりょうでおびこうてさんりょうでくける)
本体そのものより、それを使えるようにするための手間賃のほうがかさんでしまうということ。 五両を出して帯を買い、仕立てにさらに三両を足す羽目になる、という勘定である。「絎ける」は、縫い目を表に出さずに縫い合わせること。
酒買って尻切られる(さけかってしりきられる)
好意でしたことを仇で返されるたとえ。酒を奢った相手に尻を切られるような目に遭わされるということから。
失笑を買う(しっしょうをかう)
愚かな言動をして他人から笑われること。 「失笑」は笑いを堪え切れずに吹き出してしまうこと。
死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
すぐれた人材を集めるために、つまらないものでも優遇することのたとえ。 昔、名馬を買うために出かけた使者が大金を払って死んだ名馬の骨を買って帰った。その行動に王は怒ったが、使者は「死んだ馬の骨に大金を投じれば、必ず生きた名馬を売りに来る者が現れるでしょう」と言った。その言葉通り、一年も経たないうちに王のもとに三頭の名馬が集まってきたという故事に基づく。
児孫のために美田を買わず(じそんのためにびでんをかわず)
子や孫のために財産を残してやれば、それを当てにして自ら励まなくなる。だからあえて残さないのだという教え。 「美田」はよく実る田地。度重なる苦難を経てこそ志は固まるとうたった漢詩の結びの句で、我が家に遺す教えはこれだけだと言い切っている。
地続きは買うておけ(じつづきはこうておけ)
自分の土地と地続きの土地が売られていたら買っておけということ。
酢を買う(すをかう)
余計なことをして怒らせること。 または、ある行動を起こすように仕向けること。 「酢を乞う」ともいう。
節季の風邪は買っても引け(せっきのかぜはかってもひけ)
節季のような忙しい時でも、病気ならば公然と休めるから、病気もときには重宝だということ。
千金を買う市あれど一文字を買う店なし(せんきんをかういちあれどいちもんじをかうみせなし)
文字を覚えるためには、自分で学ぶしかないというたとえ。 市場にはいろんな物が売っていて、高価な物も買うことができるが、文字だけは売っていないとの意から。
高く買う(たかくかう)
相場より高い値段で買うこと。転じて、人物の能力や行いなどを高く評価すること。
櫝を買いて珠を還す(とくをかいてたまをかえす)
うわべの体裁に目移りして、肝心なほうを取り落とす。包みの見事さばかりをありがたがり、その中に納まっていたものを手放してしまう。 「櫝」は木の箱。 楚の商人が珠を飾り箱に納めて鄭で売ったところ、買い手は器のほうに心を移し、珠だけを突き返した故事から。
飲む、打つ、買う(のむ、うつ、かう)
男の道楽の代表的なものを並べたことば。大酒を飲む、博打を打つ、女を買うこと。
反感を買う(はんかんをかう)
自身の存在や言動によって相手が不快に思い、自身へ反発や反抗などの好ましくない感情を持たれること。
一役買う(ひとやくかう)
ある役目を自ら引き受けること。
百で買った馬のよう(ひゃくでかったうまのよう)
はした金で手に入れた馬は、飼葉を食うばかりで畑にも荷にも使えない。日がな寝て過ごし、どこにも当てにならない者をそしっていう。百は百文のことで、ごく安い値をさす。
顰蹙を買う(ひんしゅくをかう)
良識に反する言動をして、他人に軽蔑され嫌われるたとえ。「顰蹙」は、不快に感じて眉をひそめたり顔をしかめたりすること。
不興を買う(ふきょうをかう)
上の立場の人の機嫌を損ねること。
不評を買う(ふひょうをかう)
悪い評価を受けること。
