「鼠」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 21 件
「鼠」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)
物を盗む人のこと。家に住んでいて、物を盗む頭髪の黒い人間を、鼠になぞらえて言う言葉。
家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
規模の違いはあるが、どんな所にも悪いことをする者がいるということ。
偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず(えんそかわにのむもまんぷくにすぎず)
欲を出したところで、その身が受け取れる量は初めから知れている。持ち物や地位を求めすぎても仕方がない。 偃鼠、すなわちもぐらが大河に口をつけても、飲めるのは小さな腹に入るきりだ、という原文から。
窮鼠、猫を嚙む(きゅうそ、ねこをかむ)
逃げ道をふさがれた側は、恐れよりも先に歯向かう。追い込んだはずの者が、そこで思わぬ一撃を食う。 「嚙」は「噛」とも書く。
国に盗人、家に鼠(くににぬすびと、いえにねずみ)
物事には、その内部に害をなすものがあるというたとえ。
独楽鼠のよう(こまねずみのよう)
あちこち忙しく動き回る様子。
石鼠五能一技を成さず(せきそごのういちぎをなさず)
手が広いばかりで、どの道でも人に抜きん出るところまで行き着かない。「石鼠」はけらの別名で、この虫は空を行くことも土を掘ることも水を渡ることもできるが、五つ数え上げてどれも半端なまま終わっている。
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
前触ればかりが大きくて、実際の結果は小さいことのたとえ。 大きな山が音を立てて揺れ動くので、何か大きな事が起こるのかと身構えていると、鼠がたった一匹出てきただけだったとの意から。 「大山」は「泰山」とも書く。
ただの鼠ではない(ただのねずみではない)
ただものではない。油断のならない人物である。
時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)
時流に乗れば、つまらない者でも出世して権力をふるうようになるというたとえ。
鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
口数が多い者は、とかく口先だけで実行が伴わないというたとえ。よく鳴く猫は鼠を捕らないということから。
二鼠藤を嚙む(にそふじをかむ)
この世に生きる人間には刻々と死期が近づいていることのたとえ。 「二鼠」は日月(昼夜)の意。 「藤」は生命の意。 「嚙」は「噛」とも書く。
猫の額にある物を鼠が窺う(ねこのひたいにあるものをねずみがうかがう)
自分の実力を考えずに、大それたことや無謀なことをしようとすることのたとえ。 猫のそばにある物を、鼠がねらって様子をうかがうことから。
猫の前の鼠(ねこのまえのねずみ)
相手の掌の内に置かれて、こちらからは何一つ手が打てない。 見逃してもらう以外に道がない立場をいう。
猫の前の鼠の昼寝(ねこのまえのねずみのひるね)
命取りになりかねないものが目の前にあるのに、それと知らずくつろいでいる。
鼠壁を忘る壁鼠を忘れず(ねずみかべをわするかべねずみをわすれず)
傷つけた側はすぐ忘れるが、傷つけられた側は恨みをいつまでも忘れないというたとえ。壁をかじった鼠はすぐにそのことを忘れるが、壁にはいつまでもその傷が残るということから。
鼠が塩を引く(ねずみがしおをひく)
小事が積み重なって大事になることのたとえ。また、ものが少しずつ減っていき、最後にはなくなってしまうことのたとえ。 鼠が盗んでいく塩は少量ずつだが、何度も盗まれているといつの間にか大量の塩が無くなってしまうことから。 「鼠が塩を嘗める」ともいう。
鼠捕る猫は爪を隠す(ねずみとるねこはつめをかくす)
真にすぐれた才能のある人は、それをむやみにひけらかしたりしないということ。 鼠を捕るのがうまい猫は、ふだん鋭い爪を隠していて見せないとの意から。 同じ意味の言い方に「上手の猫が爪を隠す」がある。
鼠の嫁入り(ねずみのよめいり)
あれこれと条件をつけて選び好んでも、結局はふさわしいところに落ち着くというたとえ。 昔、鼠の夫婦が娘に天下一の婿を迎えたいと思い、まず太陽に申し入れた。 すると太陽は「自分は雲が出ると照らせなくなるから、雲のほうが偉い」と言った。 次に雲に頼むと「自分は風に吹き飛ばされるから、風のほうが強い」と答えた。 風に申し入れると「自分はいくら吹いてもびくともしない壁のほうが上だ」と言う。 最後に壁に頼むと「自分は鼠がかじって穴をあけるので、鼠のほうが偉い」と言われた。 こうして鼠の夫婦は、結局、自分たちの仲間から娘の婿を選んだという。 「鼠の婿取り」ともいう。
鼠も虎の如し(ねずみもとらのごとし)
小さな鼠でも、命がけで飛び出すときは虎のような勢いを示すということ。 弱い者でも、必死になれば強者をも圧するほどの勢いや迫力を持つことのたとえ。
袋の鼠(ふくろのねずみ)
どうやっても逃げることができない状態。 「袋の中の鼠」ともいう。
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