竈に媚ぶ

ことわざ「竈に媚ぶ」の意味・読み方・異形などを解説します。

言葉竈に媚ぶ
読み方かまどにこぶ
意味地位は高くても実際の力を持たない人に取り入るよりも、身分は下でも物事を実際に動かしている人に取り入っておくほうが得になる、ということ。
「奥」は家のいちばん奥の部屋にまつる神、「竈」はかまどにまつる煮炊きの神のこと。「媚ぶ」は「媚びる」の古い形で、「奥に媚びんよりは寧ろ竈に媚びよ」ともいう。
『論語』八佾にある話から。衛の国で実際の力を握っていた家臣の王孫賈が、この言い習わしの意味を孔子にたずね、主君ではなく自分に取り入れと遠回しに求めた。孔子は「そうではない。天にそむく罪を犯せば、祈る先はどこにもない」と答えて、はねつけた。
例文部長より、予算を実際に握っている係長に先に話を通すあたり、彼は竈に媚ぶをよく心得ている。
出典『論語』八佾
異形 奥に媚びんよりは寧ろ竈に媚びよ(おうにこびんよりはむしろそうにこびよ)
場面地位 / こびへつらう / 世渡り
使用漢字竈 / 媚 / 奥 / 寧

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