「こびへつらう」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 37 件
「こびへつらう」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全37件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
意を迎える(いをむかえる)
相手に気に入られるように、言いなりになる。迎合する。
えせ者の空笑い(えせもののそらわらい)
腹に下心を抱えた者が、それを表に出すまいとして、少しもおかしくないのに愛想笑いを浮かべること。 「えせ者」は見せかけばかりで中身のない人物。「似非者」とも書く。
襟元に付く(えりもとにつく)
権力者や財産のある人にこびへつらうこと。昔は金持ちほど重ね着をして襟が厚かったことから。
お愛想を言う(おあいそをいう)
相手の機嫌をとるために、お世辞を言うこと。 「お愛想」は「おあいそう」ともいう。
お上手を言う(おじょうずをいう)
相手の機嫌をとるために、心にもないことを言うこと。
煽てと畚には乗りたくない(おだてともっこにはのりたくない)
おだてには乗りたくない、ということを強調した言葉。「畚」は、棒で担いで土や石を運ぶ道具。江戸時代、畚は死刑囚を運ぶのにも使われたことから、他人の煽てにも畚にも乗りたくないといったもの。
お髭の塵を払う(おひげのちりをはらう)
上に立つ者の身のまわりにまで手を出して、心証をよくしようと振る舞うこと。宋の丁謂が、宰相寇準の椀の汁で汚れたひげを拭ってみせ、当の寇準から大臣のする仕事ではあるまいと笑われた故事から。
おべっかを使う(おべっかをつかう)
自分の利益になる相手の機嫌をとり、こびへつらうこと。
尾を振る(おをふる)
相手に気に入られるために、世辞を言うなどして機嫌を取ること。 犬が餌をくれる人に対して尻尾を振ることから。 「尻尾を振る」ともいう。
尾を振る犬は叩かれず(おをふるいぬはたたかれず)
従順な人は誰からも害を加えられることはないというたとえ。尾を振ってなついてくる犬は人から叩かれないということから。
歓心を買う(かんしんをかう)
相手に気に入られようとして機嫌をとること。 「歓心」は喜ぶ気持ち。
機嫌を取る(きげんをとる)
相手の喜ぶような言動をとって気に入られようとすること。 また、相手の気持ちを慰めたり和らげたりすること。
気褄を合わす(きづまをあわす)
相手の気に障らないよう、口ぶりも態度もそちらへ寄せること。 「機嫌を取る」の「取る」と、着物の褄を取る動作とを掛けた言い方。
口がうまい(くちがうまい)
耳あたりのよい言い回しを繰り出して、相手の心を難なくこちらへ寄せてしまう。話の中身よりも運びかたで人を動かす質をいう。
巧言令色、鮮なし仁(こうげんれいしょく、すくなしじん)
口先だけで上手を言い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、最高の徳である仁の心が欠けているということ。 「巧言」は巧みな言葉遣い、「令色」は顔色をとりつくろうこと。 「鮮なし」は「少なし」と同じ意味。
媚を売る(こびをうる)
相手の覚えをよくしようと、甘い言葉や思わせぶりな仕草で取り入ること。また、女が客の目を引こうと艶めいた素振りをみせることにもいう。
御機嫌を伺う(ごきげんをうかがう)
相手の機嫌を損ねないように注意を払ったり、相手から気に入られるように気を遣ったりすること。
五斗米のために腰を折る(ごとべいのためにこしをおる)
わずかな俸禄を得るために、人の機嫌をとってぺこぺこ頭を下げること。 中国東晋の詩人陶淵明が、上役が視察に来るので礼服を着るよう求められた時、五斗米のために腰を折ってへつらうのは嫌だと言って断ったという故事から。 「五斗米」は五斗の米、転じてわずかな給料のこと。
胡麻を擂る(ごまをする)
お世辞を言ったり気に入られるように振る舞ったりすること。 擂り鉢で胡麻を擂ると、鉢や擂り粉木のあちこちに胡麻がべたべたとくっつく。そのさまを、人にへつらう様子にたとえたといわれる。
匙の先より口の先(さじのさきよりくちのさき)
薬の調合の匙加減より、患者の機嫌取りばかり上手なやぶ医者を皮肉っていう言葉。
下いびりの上へつらい(しもいびりのかみへつらい)
立場の弱い相手には居丈高に出るのに、力のある相手の前では一転して腰が低くなる。 相手を見て態度を作り変える人柄をあざける。
千人の諾諾は一士の諤諤に如かず(せんにんのだくだくはいっしのがくがくにしかず)
他人の言葉になんでも賛同して従う千人は、権勢に媚びずに正しいと思うことを主張する一人には及ばないということ。 「諾諾」は言われるままに「はい」と受けるだけの態度、「諤諤」は相手が誰であろうと思ったままを口にする態度をいう。
太鼓を叩く(たいこをたたく)
他人に同調して機嫌をとること。太鼓を持つ。 「太鼓を持つ」ともいう。
調子がいい(ちょうしがいい)
相手の機嫌を取ることがうまいこと。 または、体の状態や物事の進み方などの具合がよいこと。
調子を合わせる(ちょうしをあわせる)
相手に反発せずに話を合わせること。 または、音の高低や強弱などをある基準に合わせること。
提灯持ち(ちょうちんもち)
人の手先になって、その人のことを褒めて回ること。また、それをする人。
提灯を持つ(ちょうちんをもつ)
ある人の手先になって、頼まれてもいないのに、その人を褒めたり宣伝したりすること。
塵を望んで拝す(ちりをのぞんではいす)
羽振りのよい人に取り入ろうとして、そこまでするかというほど身を低くすること。晋の石崇らが、その車の巻き上げた土けむりを遠くに認めるや、その場に額づいたという故事から。
追従も世渡り(ついしょうもよわたり)
人にこびへつらい、心にもないお世辞をいうことも、この世を渡っていくうえでの一つの知恵だということ。
点数を稼ぐ(てんすうをかせぐ)
相手に気に入られるようなことをして、立場などをよくしようとすること。
盗人の提灯持ち(ぬすびとのちょうちんもち)
悪人の手先となって、手助けをすること。「提灯持ち」は、夜道に提灯を持って先に行く人。転じて、人の手先になって、その人をほめ従う者。
佞言は忠に似たり(ねいげんはちゅうににたり)
調子を合わせるだけの言葉が、真心からの諫めのように響くということ。 耳に心地よい進言ほど疑ってかかれ、という戒め。
豚もおだてりゃ木に登る(ぶたもおだてりゃきにのぼる)
おだてられて気をよくすると、能力以上のことでもできるというたとえ。
褒める人は買わぬ(ほめるひとはかわぬ)
しきりに品定めをして感心してみせる客ほど、財布の紐は固いものだということ。 口先だけの持ち上げは当てにならないというたとえにも使う。
神輿を担ぐ(みこしをかつぐ)
まわりで囃し立てて、その人を代表や長の座へ押し出すこと。
味噌を擂る(みそをする)
お世辞を言ったり気に入られるように振る舞ったりすること。 もとは、擂り鉢に入れた粒のある味噌を擂り粉木で擂ることをいう語。
用ある時の地蔵顔、用なき時の閻魔顔(ようあるときのじぞうがお、ようなきときのえんまがお)
人にものを頼む時はお地蔵様のようにやさしいにこにこ顔をするが、用事がない時は閻魔様のように不機嫌な顔つきになるということ。
