唐へ投げ金
ことわざ「唐へ投げ金」の意味・読み方・異形などを解説します。
唐へ投げ金
からへなげかね
| 言葉 | 唐へ投げ金 |
|---|---|
| 読み方 | からへなげかね |
| 意味 | 返ってくる見込みのうすいところへお金を出してしまい、結局はむだ金に終わるたとえ。あやしげなもうけ話につぎこむことにも、ただの浪費にもいう。
江戸時代のはじめ、鎖国になる前には、幕府の朱印状(海外へ渡るのを許す書きつけ)を受けた船が海外へ出て貿易をしており、商人はその船の商売に元手を貸し出した。船が無事に戻れば大きなもうけになったが、途中で沈んだり海賊に襲われたりすれば、出したお金は一文も返らなかった。これが言葉のおこりである。「唐」は中国のこと。 「唐への投げ金」ともいう。辞書によっては「唐へ投げ銀」と書き、「とうへなげがね」と読ませている。お金をむだに使う点では、死に金を使うと通じる。 |
| 例文 | よく調べもせずに知人の新しい事業へ貯金を全部出すなんて、それこそ唐へ投げ金だよ。 |
| 異形 | 唐への投げ金(からへのなげかね) |
| 場面 | お金 / 浪費 |
| 使用漢字 | 唐 / 投 / 金 |
「唐」を含むことわざ
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- 縁に連るれば唐の物を食う(えんにつるればとうのものをくう)
- 唐物商いは千里一跳ね(からものあきないはせんりひとはね)
- 嫌いは知らぬの唐名(きらいはしらぬのからな)
- 結構は阿呆の唐名(けっこうはあほうのからな)
- 荒唐の言(こうとうのげん)
- 好かぬは得せぬの唐名(すかぬはえせぬのからな)
- 駄賃馬に唐鞍(だちんうまにからくら)
- 唐紙、唐紙、仮名で書け(とうし、からかみ、かなでかけ)
- 唐人の寝言(とうじんのねごと)
「投」を含むことわざ
- 暗影を投ずる(あんえいをとうずる)
- 暗投(あんとう)
- 意気投合する(いきとうごうする)
- 一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
- 一石を投じる(いっせきをとうじる)
- 命を投げ出す(いのちをなげだす)
- 賽は投げられた(さいはなげられた)
- 匙を投げる(さじをなげる)
- 思案投げ首(しあんなげくび)
- 背負い投げを食う(しょいなげをくう)
