君命を辱めず
ことわざ「君命を辱めず」の意味・読み方を解説します。
君命を辱めず
くんめいをはずかしめず
| 言葉 | 君命を辱めず |
|---|---|
| 読み方 | くんめいをはずかしめず |
| 意味 | 主君から言いつかった役目を、主君の顔に泥を塗らずに果たしきること。使者として外国へ送り出された家来が、務めをしくじらずに果たす姿が、句のおおもとにある。
『論語』子路で、弟子の子貢に「どういう人なら士(国に仕える身分のある者)と呼べるか」と尋ねられて、孔子は自分の行いに恥を知ることと並べて、よその国への使いに出て君命を辱めないことを、その条件に数えている。 主君の名誉を重んじるという点で君、辱めらるれば臣死すと通い合う。同じ「君命」の句に、戦場ではあえて主君の命令に従わないこともあるとする君命も受けざる所ありもある。この句の裏返しで、行いによって自分の名を落とすことを名を辱めるという。 |
| 例文 | 隣の国との難しい話し合いをまとめて帰ってきた使者は、まさに君命を辱めずの働きだと殿様からほめられた。 |
| 出典 | 『論語』子路 |
| 場面 | 仕事 / 地位 |
| 使用漢字 | 君 / 命 / 辱 |
「君」を含むことわざ
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 君、君たらずと雖も臣は臣たらざるべからず(きみ、きみたらずといえどもしんはしんたらざるべからず)
- 君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
- 君君たり臣臣たり(きみきみたりしんしんたり)
- 君は舟、臣は水(きみはふね、しんはみず)
- 君を思うも身を思う(きみをおもうもみをおもう)
- 君子、危うきに近寄らず(くんし、あやうきにちかよらず)
- 君子に三戒あり(くんしにさんかいあり)
- 君子に二言なし(くんしににごんなし)
- 君子の過ちは日月の食のごとし(くんしのあやまちはじつげつのしょくのごとし)
「命」を含むことわざ
- 一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
- 命あっての物種(いのちあってのものだね)
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 命知らず(いのちしらず)
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 命長ければ蓬莱に会う(いのちながければほうらいにあう)
- 命に替えても(いのちにかえても)
- 命に過ぎたる宝なし(いのちにすぎたるたからなし)
- 命の親(いのちのおや)
- 命の洗濯(いのちのせんたく)
