君は舟、臣は水
ことわざ「君は舟、臣は水」の意味・読み方を解説します。
君は舟、臣は水
きみはふね、しんはみず
| 言葉 | 君は舟、臣は水 |
|---|---|
| 読み方 | きみはふね、しんはみず |
| 意味 | 君主を舟に、家来や民をその舟を浮かべる水に見立てた句。
水は舟を浮かべて運ぶが、波が荒れると舟をひっくり返すこともある。君主も同じで、家来や民が支えるからこそ位にいられるのであり、彼らに背かれれば、その座から追われもする。ここから、国を治める立場の人は、民が安らかに暮らせる政治を心がけるべきだと戒める句としても読まれる。 『荀子』王制篇に、言い伝えとして「君は舟なり、庶人は水なり。水は則ち舟を載せ、水は則ち舟を覆す」とあるのによる。「庶人」は、ふつうの人々のこと。 |
| 例文 | 君は舟、臣は水だ。部員の声に耳を貸さない主将は、いずれチームから見放される。 |
| 出典 | 『荀子』王制 |
| 場面 | 地位 / 政治 |
| 使用漢字 | 君 / 舟 / 臣 / 水 |
「君」を含むことわざ
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 君、君たらずと雖も臣は臣たらざるべからず(きみ、きみたらずといえどもしんはしんたらざるべからず)
- 君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
- 君君たり臣臣たり(きみきみたりしんしんたり)
- 君を思うも身を思う(きみをおもうもみをおもう)
- 君子、危うきに近寄らず(くんし、あやうきにちかよらず)
- 君子に三戒あり(くんしにさんかいあり)
- 君子の過ちは日月の食のごとし(くんしのあやまちはじつげつのしょくのごとし)
- 君子の三畏(くんしのさんい)
- 君子の三楽(くんしのさんらく)
「舟」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 車は海へ舟は山(くるまはうみへふねはやま)
- 小舟の宵拵え(こぶねのよいごしらえ)
- 積羽舟を沈む(せきうふねをしずむ)
- 高い舟借りて安い小魚釣る(たかいふねかりてやすいこざかなつる)
- 助け舟を出す(たすけぶねをだす)
- 中流に舟を失えば一壺も千金(ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっこもせんきん)
- 同舟相救う(どうしゅうあいすくう)
- 呑舟の魚(どんしゅうのうお)
- 乗り掛かった舟(のりかかったふね)
「臣」を含むことわざ
- 帷幄の臣(いあくのしん)
- 君、君たらずと雖も臣は臣たらざるべからず(きみ、きみたらずといえどもしんはしんたらざるべからず)
- 君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
- 君君たり臣臣たり(きみきみたりしんしんたり)
- 国乱れて忠臣見る(くにみだれてちゅうしんあらわる)
- 位人臣を極める(くらいじんしんをきわめる)
- 股肱の臣(ここうのしん)
- 社稷の臣(しゃしょくのしん)
- 草莽の臣(そうもうのしん)
- 忠臣は二君に仕えず(ちゅうしんはにくんにつかえず)
