君命も受けざる所あり
ことわざ「君命も受けざる所あり」の意味・読み方・異形などを解説します。
君命も受けざる所あり
くんめいもうけざるところあり
| 言葉 | 君命も受けざる所あり |
|---|---|
| 読み方 | くんめいもうけざるところあり |
| 意味 | 戦場で軍を率いる将軍は、主君が下した命令でさえ、事情によっては従わずにおいてよいということ。
戦いのありさまは刻一刻と移り変わる。その場を指揮する者が状況を見きわめ、自分の判断で手を打つべきときがある、という考えによる。 『孫子』九変の一節で、通ってはならない道、攻めてはならない城などを並べ、その最後に、主君の命令にも受けずにおくものがあると説く。その場に合わせて動くという点で機に臨み変に応ずに通じ、同じ『孫子』の兵に常勢無しとも考え方が近い。 |
| 例文 | 前線の将軍は「君命も受けざる所あり」と言って、都から届いた引き揚げの命令に従わず、とりでを守り続けた。 |
| 出典 | 『孫子』九変 |
| 異形 | 君命に受けざる所あり(くんめいにうけざるところあり) |
| 場面 | 戦争 / 相手の出方しだい |
| 使用漢字 | 君 / 命 / 受 / 所 |
「君」を含むことわざ
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 君、君たらずと雖も臣は臣たらざるべからず(きみ、きみたらずといえどもしんはしんたらざるべからず)
- 君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
- 君君たり臣臣たり(きみきみたりしんしんたり)
- 君は舟、臣は水(きみはふね、しんはみず)
- 君を思うも身を思う(きみをおもうもみをおもう)
- 君子、危うきに近寄らず(くんし、あやうきにちかよらず)
- 君子に三戒あり(くんしにさんかいあり)
- 君子に二言なし(くんしににごんなし)
- 君子の過ちは日月の食のごとし(くんしのあやまちはじつげつのしょくのごとし)
「命」を含むことわざ
- 一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
- 命あっての物種(いのちあってのものだね)
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 命知らず(いのちしらず)
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 命長ければ蓬莱に会う(いのちながければほうらいにあう)
- 命に替えても(いのちにかえても)
- 命に過ぎたる宝なし(いのちにすぎたるたからなし)
- 命の親(いのちのおや)
- 命の洗濯(いのちのせんたく)
「受」を含むことわざ
- 与えるは受けるより幸いなり(あたえるはうけるよりさいわいなり)
- 受けがいい(うけがいい)
- 受けて立つ(うけてたつ)
- 受けに回る(うけにまわる)
- 神は非礼を受けず(かみはひれいをうけず)
- 借り受け人に立つとも人請け人に立つな(かりうけにんにたつともひとうけにんにたつな)
- 虎豹豈犬羊の欺きを受けんや(こひょうあにけんようのあざむきをうけんや)
- 身体髪膚、これを父母に受く(しんたいはっぷ、これをふぼにうく)
- 水晶は塵を受けず(すいしょうはちりをうけず)
- 洗礼を受ける(せんれいをうける)
