言葉なお耳にあり
ことわざ「言葉なお耳にあり」の意味・読み方を解説します。
言葉なお耳にあり
ことばなおみみにあり
| 言葉 | 言葉なお耳にあり |
|---|---|
| 読み方 | ことばなおみみにあり |
| 意味 | 前に聞いた言葉を少しも忘れず、今もそのまま耳の中にあるように思えるほど、よく覚えている様子。
古い中国の出来事を記した書物『春秋左氏伝』を見ると、文公七年のくだりに出どころがある。晋(しん)という国で君主が世を去ると、重臣の趙盾(ちょうとん)らは、まだ幼い太子をよそに、他国に住む公子を新しい君主に迎えようとした。太子の母は趙盾の屋敷を訪ねて、「先の君はこの子をあなたに預け、この子が立派に育てばあなたのおかげ、だめならあなたを恨むと言われた。君はもういないが、その言葉はまだあなたの耳に残っているはずなのに、なぜこの子を見捨てるのか」と訴えた。 「なお」は「今もまだ」の意。似た言い方の耳に残るは音や声にも使われるが、この句が指すのは人から聞いた言葉だけである。 |
| 例文 | 亡くなった祖父の「人には親切にな」という一言は、言葉なお耳にありで、今も私の支えになっている。 |
| 出典 | 『春秋左氏伝』文公七年 |
| 場面 | 耳 / 印象に残る |
| 使用漢字 | 言 / 葉 / 耳 |
「言」を含むことわざ
- ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- あっと言う間(あっというま)
- あっと言わせる(あっといわせる)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 余りと言えば余り(あまりといえばあまり)
- 有り体に言う(ありていにいう)
「葉」を含むことわざ
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- 一葉目を蔽えば泰山を見ず(いちようめをおおえばたいざんをみず)
- 売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば)
- お言葉ですが(おことばですが)
