蚕食
ことわざ「蚕食」(さんしょく)の意味・読み方を解説します。
蚕食
さんしょく
| 言葉 | 蚕食 |
|---|---|
| 読み方 | さんしょく |
| 意味 | 蚕(カイコ。絹糸をとるために飼う虫)が桑の葉をふちからかじって食べ広げていくように、よその国の土地や他人の持ち分に入りこみ、じわじわと自分のものにしていくこと。
『史記』の秦始皇本紀に、秦の国は繆公という君主のころから周りの国々の領地を少しずつ奪い取り、とうとう始皇帝の代に天下をまとめあげたと記した箇所があり、この語はそこに出てくる。 「蚕食する」「蚕食される」と動詞の形でも使い、いまは国と国との間だけでなく、ほかの会社に客や売り場を少しずつ取られていく場面などに広げて使う。なお、蚕食鯨呑という四字熟語は、蚕のように少しずつ食い取ることと、鯨のようにひと息に飲みこむことを並べて、強い国が弱い国を攻め取ることを表す。 |
| 例文 | 国境の村々は、隣の国に一つまた一つと蚕食されていった。 |
| 出典 | 『史記』秦始皇本紀 |
| 場面 | 争う / 虫 |
| 使用漢字 | 蚕 / 食 |
