「げ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 45 件
「げ」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
芸が細かい(げいがこまかい)
細かいところにまで工夫を凝らしているようす。
芸が無い(げいがない)
舞や唄をこなす素養が無いこと。 転じて、決まりきった運びに終始して、受け取る側を退屈にさせることをいう。
芸が身を助けるほどの不仕合わせ(げいがみをたすけるほどのふしあわせ)
暮らし向きのよい時分に覚えた芸で、どうにか口を糊するありさまに落ちぶれること。 「芸は身を助ける」を裏返して、零落の身の上を皮肉った句。
芸術は長く、人生は短し(げいじゅつはながく、じんせいはみじかし)
人の一生は短いが、すぐれた芸術作品は作者の死後も後世に残るということ。古代ギリシャの医師ヒポクラテスの言葉「医術をきわめるには長い年月がかかるが、人の一生は短い」から転じたもの。
芸人に年なし(げいにんにとしなし)
役者はどんな年齢の役でも巧みに演じ、また気が若く年齢を感じさせないということ。 「芸人に年なし」ともいう。
芸は道によって賢し(げいはみちによってかしこし)
同じ事柄でも、それを手がけて生きている者の見立ては桁が違う。 口を出す前に、まずその筋の人に当たれということ。
芸は身につく(げいはみにつく)
いったん習い覚えた芸は、一生その人の能力として使うことができるということ。
芸は身の仇(げいはみのあだ)
習い覚えた芸事に夢中になり、身を滅ぼすことがあるというたとえ。
芸は身を助ける(げいはみをたすける)
遊び半分で覚えた腕が、食い詰めたときの糧になる。 道楽で済んでいたはずのものが、当人を養う側へ回ることもある。 「芸は身を助く」ともいう。
逆旅(げきりょ)
人を宿泊させる施設。宿屋。旅館。「逆」は迎える、「旅」は旅人。旅人を迎える所という意から。
逆鱗(げきりん)
[[天子*35422]]の怒り。また、地位が上の人の怒り。竜の顎の下にあるとされる逆方向に生えた鱗に触れると竜が怒り狂い、触れたものは殺されるという故事から。
逆鱗に触れる(げきりんにふれる)
目上の人を激しく怒らせてしまうこと。「逆鱗」は、竜のあごの下にある逆さに生えたうろこ。これに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという中国の故事から。本来は天子を怒らせることをいった。
檄を飛ばす(げきをとばす)
自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること。 「檄」は、自分の考えや行動を主張して同意を求めるための文書。もとは、古代中国で召集や説諭のために書いた文書のこと。 「発破をかける」「励まして元気付ける」といった意味で使うのは本来誤用とされる。 「激励」などに使われる「激」と「檄」の字が似ていることから生じたものとも考えられているが、「激を飛ばす」と書くのも誤り。
下戸と化け物はない(げことばけものはない)
一滴も駄目だと言う人でも、席と勧め手が揃えばたいてい口をつける。まるきり酒を受け付けない体質などありはしない、というのが飲む側の言い分である。
下戸の肴荒らし(げこのさかなあらし)
杯の回らない者ほど箸が動き、鉢の中身が先に尽きてしまう。飲まないぶんを食べで取り返す気か、と横から咎められる。
下戸の建てたる蔵もなし(げこのたてたるくらもなし)
飲まずに浮いたはずの銭で身上を起こした者は、見回してもまず見当たらない。締めたところで富むとは限らないのだから、飲む楽しみを咎め立てするには及ばない——酒好きの側が返す当てこすりでもある。
下戸の手剛(げこのてごわ)
杯で気を大きくさせる手が通じない相手は、しらふのまま最後まで構えを崩さない。掛け合いの場では、そういう人ほど攻めあぐねる。
下種と鷹とに餌を飼え(げすとたかとにえをかえ)
身分の低い者も鷹も、腹を満たしてやってはじめて思うように動く。 人を使うなら、まず得になるものを握らせよということ。
下種の後思案(げすのあとじあん)
気の利いた案が出てくるのは、決まって決着がついたあと。 手遅れの入れ知恵ほど始末に負えないものはない、と切って捨てる。
下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し(げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし)
戸を閉める時に、下種は一寸閉め残し、のろまな者は三寸閉め残し、愚か者は開けっ放しにしてしまう。戸の閉め方で、その人の品性・性格がわかるということ。
下種の勘繰り(げすのかんぐり)
自分の物差ししか持たない者は、他人の挙動を悪いほうへ悪いほうへと結びつけたがる。その当てずっぽうには当人の底が透けている、という嘲りを込めて使う。
下種の口に戸は立てられぬ(げすのくちにとはたてられぬ)
品性の卑しい人間は、人の迷惑など考えず勝手なことをいいふらすが、防ぎようがないということ。
下種の逆恨み(げすのさかうらみ)
品性の卑しい人間は、人の親切な忠告も悪口と思い、逆に忠告してくれた人を恨むということ。
下種の謗り食い(げすのそしりぐい)
品性の卑しい人間は、まずいとけちをつけながらも、意地汚くたくさん食べるということ。「謗り食い」は文句を言いながら食べること。
下種は槌で使え(げすはつちでつかえ)
愚かな者は、道理を説明してもなかなか理解しないため、叩いたり叱りつけたりして使わなければならないという教え。
下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
見た目が似ていても、実質はまったく違うことのたとえ。 「焼き味噌」は、味噌を板に塗って遠くからあぶった料理。焼いた形が下駄に似ていることから。
下駄も阿弥陀も同じ木の切れ(げたもあみだもおなじきのきれ)
踏まれる側と拝まれる側に分かれてはいても、削り出された素はどちらも一本の幹だった。 扱いの高低は後から付いたもので、はじまりのところに上下はない。
下駄を預ける(げたをあずける)
相手に物事の処理や責任などを委ねること。相手に下駄を預けると、自分は歩き回ることができなくなることから。
下駄を履かせる(げたをはかせる)
物事を実際よりもよく見せたり多く見せたりすること。
月旦評(げったんひょう)
人の器量を並べて論じること。 「月旦」はついたちのことで、月が改まるたびに評を新たにしたところからこの名がある。 後漢の許劭が、従兄弟の許靖と組んで土地の人士を取り上げ、品評を重ねたという故事から。 「[[人物月旦*https://yoji.jitenon.jp/yojij/4600.html]]」ともいう。
