「世」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 52 件
「世」から始まる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
世界半分自惚れしっかり(せかいはんぶんうぬぼれしっかり)
世の中のことは半分しかわかっていないのに、自惚れだけはしっかりあるということ。
世間がうるさい(せけんがうるさい)
世間の人々が問題として取り上げ、内輪のことでは済まなくなるさま。
世間が狭い(せけんがせまい)
付き合いのある範囲が狭いことや、世間に対する知識が少ないこと。 または、面目が立たず、人との付き合いを避けること。肩身が狭い。
世間が立つ(せけんがたつ)
世の中の人々に対して言い訳が成り立ち、果たすべき義理も、自分の面目も保たれること。 たいていの場合「世間が立たない」と否定の形をとり、そんなまねをしたら周りの人々に顔向けできなくなる、と感じる場面で使う。 この「立つ」は「筋道がとおる」「くずれずに保たれる」を表している。
世間が詰まる(せけんがつまる)
世の中全体の景気が悪くなり、お金の流れが滞ること。 商売が振るわず、どの家でも資金の工面に苦しむような状況を指す。 ここでの「詰まる」は、物事が行き詰まり、先へ動かないさま。
世間が張る(せけんがはる)
付き合う相手が増え、そのために多くのお金が出ていくこと。 周りによく見られようと見栄を張って、かかるお金がふくらむ場合もある。 「世間」は、ここでは世の中の人々との交際を指す。
世間が広い(せけんがひろい)
付き合いのある範囲が広いことや、世間に対する知識が深いこと。
世間虚仮唯仏是真(せけんこけゆいぶつぜしん)
この世の物事はみなかりそめのもので、本当に確かなのは仏の教えだけだと説く言葉。 聖徳太子が語ったと伝わる。太子の死後に妃が作らせた刺繡「天寿国繡帳」(天寿国曼荼羅ともいう)に縫い込まれた文の中にあり、その文の全文は太子の伝記『上宮聖徳法王帝説』で読める。 「世間」はこの世、「虚仮」はうそや見せかけで中身のないこと、「唯」はただ、「真」はまことを表す。
世間知らずの高枕(せけんしらずのたかまくら)
世の中がどれほど剣呑かを知らないまま、何ひとつ案じることなく日を送っている人。そののんきさを笑っていう言葉。 「高枕」は枕を高くして眠ること。案じるものを持たない者の寝姿をいう。
世間に鬼は無い(せけんにおにはない)
よそはみな冷たいと決めてかかるには及ばない。行き詰まったところで思いがけない手が伸びてくるのが、この世の常でもある。
世間の口に戸は立てられぬ(せけんのくちにとはたてられぬ)
世間の噂話は止めることができないということ。 「立てる」は閉めることで、「閉てる」とも書く。 「開いた口に戸は立てられぬ」「世間の口に戸は立てられぬ」ともいう。
世間は張り物(せけんははりもの)
世の中には体裁よく見せかけているものが多くあるということ。また、人はだれしもうわべを取りつくろい、外見を飾って暮らしているものだということ。 「張り物」は、木や竹の骨に紙などを張って岩などに見せかける道具のこと。 「世は張り物」「世界は張り物」ともいう。
世間は広いようで狭い(せけんはひろいようでせまい)
世間は広いようで、案外狭いものであるということ。 思いがけない所で知人にばったり会った時などにいう言葉。 「世の中は広いようで狭い」ともいう。
世間を騒がせる(せけんをさわがせる)
事件や問題を起こし、広く人々の注目を集めて話題になること。
世間を狭くする(せけんをせまくする)
問題を起こして人付き合いの範囲を狭くすること。
世故に長ける(せこにたける)
世間の事情を知り尽くしていて、世渡りがうまい様子。「世故」は、世間の習慣やならわしのこと。
世辞で丸めて浮気で捏ねる(せじでまるめてうわきでこねる)
口先だけでほめて気分よくさせ、色恋に傾きやすい心もくすぐり、その人を自分の言いなりにすること。 「世辞」は相手を喜ばせるために言う、気持ちの入らないほめ言葉。「丸める」は、巧みに言いくるめて従わせる意味で使っている。 「浮気」は色恋に動かされやすい心や、その心を誘う色気を指す。「捏ねる」は粉や土を練る動きのことで、相手を好みの形に変えてしまう手つきを思わせる。
世事に疎い(せじにうとい)
世間での一般的なしきたりや慣習などの知識が少ないこと。
世上物騒我が身息災(せじょうぶっそうわがみそくさい)
世間にどんな事が起こっても、自分の身が安全ならかまわない。世の中に無関心で利己主義な人のことをいう。
世帯仏法腹念仏(せたいぶっぽうはらねんぶつ)
ありがたい説法も念仏も、突き詰めれば日々の糧を得るための業だということ。 信心より先に暮らしがあるという、皮肉を込めた見方。
世話がない(せわがない)
手間がかからない様子。 または、呆れ果ててどうすることもできない様子。
世話が焼ける(せわがやける)
手助けが必要で、手間がかかること。 「世話が焼ける」ともいう。
世話になる(せわになる)
援助を受けること。生活の面倒をみてもらうこと。
世話をかける(せわをかける)
自分の用事や事情が元で、周りの人に手間のかかることを引き受けてもらい、負担をかけること。 「かける」は、相手にとって重荷になる物事を負わせるという働きの語で、同じ使い方に「迷惑をかける」「苦労をかける」がある。ありがたさやおわびの思いを添えて「お世話をかけました」などと述べる場面もよくある。 似た句に[[面倒をかける*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8421.php]]がある。不始末や失敗が原因で人に余計な手間を取らせる場合は[[世話を焼かせる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/7258.php]]、手助けする側が相手に手がかかって困っている場合は[[世話が焼ける*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5104.php]]といい、それぞれ立場や場面が違う。
世話を焼かせる(せわをやかせる)
人に手間をかけさせること。人を煩わせること。
世話を焼く(せわをやく)
他人の手助けをすること。面倒を見ること。
世に入れられる(よにいれられる)
才能や作品の値打ちが、世の中の人々に受け入れられ高く評価されること。
世に聞こえる(よにきこえる)
広く世間に知れ渡ること。
世に出る(よにでる)
世間に名が知られること。世間に認められること。
世に問う(よにとう)
作品や考えを世間の前に差し出し、人々がそれをどう受け止めるかを確かめようとすること。
