世間虚仮唯仏是真
ことわざ「世間虚仮唯仏是真」の意味・読み方を解説します。
世間虚仮唯仏是真
せけんこけゆいぶつぜしん
| 言葉 | 世間虚仮唯仏是真 |
|---|---|
| 読み方 | せけんこけゆいぶつぜしん |
| 意味 | この世の物事はみなかりそめのもので、本当に確かなのは仏の教えだけだと説く言葉。
聖徳太子が語ったと伝わる。太子の死後に妃が作らせた刺繡「天寿国繡帳」(天寿国曼荼羅ともいう)に縫い込まれた文の中にあり、その文の全文は太子の伝記『上宮聖徳法王帝説』で読める。 「世間」はこの世、「虚仮」はうそや見せかけで中身のないこと、「唯」はただ、「真」はまことを表す。 |
| 例文 | 祖父は事業の失敗を語ったあと、世間虚仮唯仏是真と聖徳太子の言葉を引いて、静かに手を合わせた。 |
| 出典 | 『上宮聖徳法王帝説』 |
| 場面 | 世の儚さ / 仏 |
| 使用漢字 | 世 / 間 / 虚 / 仮 / 唯 / 仏 / 是 / 真 |
「世」を含むことわざ
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 言えば世の常(いえばよのつね)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 一日敵を縦せば数世の患い(いちじつてきをゆるせばすうせいのうれい)
- 一文高の世の中(いちもんだかのよのなか)
- 一世を風靡する(いっせいをふうびする)
- 稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く(いねはみのるにつけてうつむき、さむらいはしゅっせにつけてあおむく)
- いらぬお世話の蒲焼(いらぬおせわのかばやき)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
「間」を含むことわざ
- 間に立つ(あいだにたつ)
- 合間を縫う(あいまをぬう)
- あっという間(あっというま)
- 鼬なき間の貂誇り(いたちなきまのてんほこり)
- 鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)
- 間、髪を容れず(かん、はつをいれず)
- 間一髪(かんいっぱつ)
- 間隙を生じる(かんげきをしょうじる)
- 間隙を縫う(かんげきをぬう)
- 間然するところなし(かんぜんするところなし)
「虚」を含むことわざ
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 己を虚しゅうす(おのれをむなしゅうす)
- 虚器を擁す(きょきをようす)
- 虚勢を張る(きょせいをはる)
- 虚にして往き実にして帰る(きょにしてゆきじつにしてかえる)
- 虚に乗ずる(きょにじょうずる)
- 虚に拠り影を搏たしむ(きょによりかげをうたしむ)
- 虚名久しく立たず(きょめいひさしくたたず)
- 虚を衝く(きょをつく)
- 虚空を摑む(こくうをつかむ)
「仮」を含むことわざ
- 一臂の力を仮す(いっぴのちからをかす)
- 仮面を被る(かめんをかぶる)
- 虚仮にする(こけにする)
- 虚仮の後思案(こけのあとじあん)
- 虚仮の一心(こけのいっしん)
- 唐紙、唐紙、仮名で書け(とうし、からかみ、かなでかけ)
「唯」を含むことわざ
- 禍福門なし唯人の招く所(かふくもんなしただひとのまねくところ)
- 世間虚仮唯仏是真(せけんこけゆいぶつぜしん)
- 天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)
「仏」を含むことわざ
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)
- 居仏が立ち仏を使う(いぼとけがたちぼとけをつかう)
- 今際の念仏誰も唱える(いまわのねんぶつだれもとなえる)
- 祝い事は延ばせ、仏事は取り越せ(いわいごとはのばせ、ぶつじはとりこせ)
- 嘘をつかねば仏になれぬ(うそをつかねばほとけになれぬ)
- 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
- お陀仏になる(おだぶつになる)
- 鬼が出るか仏が出るか(おにがでるかほとけがでるか)
- 鬼にもなれば仏にもなる(おににもなればほとけにもなる)
「是」を含むことわざ
- 過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
- 皇天親無く惟徳を是輔く(こうてんしんなくただとくをこれたすく)
- 色即是空、空即是色(しきそくぜくう、くうそくぜしき)
- 知らざるを知らずと為せ、是れ知るなり(しらざるをしらずとなせ、これしるなり)
- 是が非でも(ぜがひでも)
- 是非に及ばず(ぜひにおよばず)
- 是非は道によって賢し(ぜひはみちによってかしこし)
- 是非も無い(ぜひもない)
- 天道、是か非か(てんどう、ぜかひか)
- 日日是好日(にちにちこれこうじつ)
