皇天親無く惟徳を是輔く
ことわざ「皇天親無く惟徳を是輔く」の意味・読み方を解説します。
皇天親無く惟徳を是輔く
こうてんしんなくただとくをこれたすく
| 言葉 | 皇天親無く惟徳を是輔く |
|---|---|
| 読み方 | こうてんしんなくただとくをこれたすく |
| 意味 | 天は、だれか特定の人をひいきして目をかけることはない。天が力を貸すのは、ただ正しい行いを重ねて、徳をそなえるようになった人だけである。
「皇天」は、天を敬った呼び名。「親無く」は、特に親しくしている相手を持たないこと、「惟徳を是輔く」は、徳をそなえた者にかぎって手を貸すこと。 『書経』の蔡仲之命にある言葉で、周の王が、罪を問われた蔡叔の子である蔡仲を蔡の国の君主に任じるときに、言い聞かせた戒めの一節。原文ではこのあと、民の心も一つの相手にいつまでも従うわけではなく、恵みを与える者になついていく、という句が続く。 似た考えを述べた言葉に、『老子』の「天道無親」がある。 |
| 例文 | 祖父は「皇天親無く惟徳を是輔くというだろう。運に頼らず、正しい行いを積み重ねなさい」と、よく私に言っていた。 |
| 出典 | 『書経』蔡仲之命 |
| 場面 | 行いの報いを受ける / 公平 / 神 |
| 使用漢字 | 皇 / 天 / 親 / 無 / 惟 / 徳 / 是 / 輔 |
「皇」を含むことわざ
- 皇天親無く惟徳を是輔く(こうてんしんなくただとくをこれたすく)
「天」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 天の邪鬼(あまのじゃく)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- 天の神庫も梯のままに(あめのほくらもはしだてのままに)
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 鋳掛け屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう)
- 意気天を衝く(いきてんをつく)
- 石破れ天驚く(いしやぶれてんおどろく)
「親」を含むことわざ
- いつまでもあると思うな親と金(いつまでもあるとおもうなおやとかね)
- 命の親(いのちのおや)
- 牛の小便と親の意見は長くても効かぬ(うしのしょうべんとおやのいけんはながくてもきかぬ)
- 打たれても親の杖(うたれてもおやのつえ)
- 打つも撫でるも親の恩(うつもなでるもおやのおん)
- 生みの親(うみのおや)
- 生みの親より育ての親(うみのおやよりそだてのおや)
- 老いたらんは親とせよ(おいたらんはおやとせよ)
- 大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
- 親思う心にまさる親心(おやおもうこころにまさるおやごころ)
「無」を含むことわざ
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)
- 怪しきを見て怪しまざれば怪しき事無し(あやしきをみてあやしまざればあやしきことなし)
- 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金(ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
「惟」を含むことわざ
- 皇天親無く惟徳を是輔く(こうてんしんなくただとくをこれたすく)
- 知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し(しることのかたきにあらず、おこなうことこれかたし)
「徳」を含むことわざ
- 一升徳利こけても三分(いっしょうどっくりこけてもさんぶ)
- 一升徳利に二升は入らぬ(いっしょうどっくりににしょうははいらぬ)
- 一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ(いっぱんのとくもかならずつぐない、がいさいのうらみもかならずむくゆ)
- 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)
- 陰徳は末代の宝(いんとくはまつだいのたから)
- 怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)
- 落とした物は拾い徳(おとしたものはひろいどく)
- 隠れての信は顕われての徳(かくれてのしんはあらわれてのとく)
- 郷原は徳の賊(きょうげんはとくのぞく)
- 君子の徳は風(くんしのとくはかぜ)
「是」を含むことわざ
- 過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
- 色即是空、空即是色(しきそくぜくう、くうそくぜしき)
- 知らざるを知らずと為せ、是れ知るなり(しらざるをしらずとなせ、これしるなり)
- 是が非でも(ぜがひでも)
- 是非に及ばず(ぜひにおよばず)
- 是非は道によって賢し(ぜひはみちによってかしこし)
- 是非も無い(ぜひもない)
- 天道、是か非か(てんどう、ぜかひか)
- 日日是好日(にちにちこれこうじつ)
「輔」を含むことわざ
- 皇天親無く惟徳を是輔く(こうてんしんなくただとくをこれたすく)
- 輔車相依る(ほしゃあいよる)
