「浮」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 38 件
「浮」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
頭禿げても浮気はやまぬ(あたまはげてもうわきはやまぬ)
年をとっても色気がなくならず、浮気心はおさまらないということ。
浮いた噂(ういたうわさ)
男女関係についての色っぽいうわさ。
浮かぬ顔(うかぬかお)
心配事などがあって、晴れ晴れとしない顔つき。
浮かぶ瀬(うかぶせ)
苦しい境遇や立場から抜け出す機会。 「瀬」は、川の浅い所。転じて、場所や機会の意。
浮かぶ瀬がない(うかぶせがない)
苦しい境遇や立場から逃れる機会が得られない様子。 「浮かぶ瀬」は、川の浅い所。転じて、場所や機会の意。
浮き足立つ(うきあしだつ)
不安や恐れにとらわれてうろたえ、いまにも逃げようとする構えになる。
「敵の奇襲に兵たちが[浮き足立つ]」浮き川竹(うきかわたけ)
遊女(昔、遊郭で働き、男の客を迎えた女性)の、落ち着く先の定まらないつらい身の上。 川べりに生えた竹が流れの中で浮いたり沈んだりするありさまに遊女の暮らしをなぞらえた表現で、「浮き」と同じ音の「憂き(つらい)」をかけている。 「川竹の」は「流れ」を引き出すための飾りのことば(枕詞)で、謡曲などに見られる昔の言い回し。「浮き川竹」ともいう。
浮き沈み七度(うきしずみななたび)
長い人生には良いときもあれば悪いときもあり、それを何度も繰り返すということ。
浮き名を流す(うきなをながす)
恋愛や情事などの噂が世間に注目される。
浮き彫りにする(うきぼりにする)
物事の本質を明らかにし、はっきりと示すこと。
浮世の風(うきよのかぜ)
思うようにならない世間の風潮。
浮世の苦楽は壁一重(うきよのくらくはかべひとえ)
苦しい暮らしと安楽な暮らしとを分けているのは、仕切り一枚ほどの薄い境にすぎない。人の境涯はたやすく裏返るのだから、嘆くにも浮かれるにも先走らぬがよい。
浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
とかく世間では外見を重んじ、うわべで内容を判断しがちだということ。七分は十分の七のことで、衣装で七分がた評価が下される意から。
浮世は一分五厘(うきよはいちぶごりん)
この世のあれこれは、よくよく考えてみれば、そう大事がるような値打ちなど持っていないのだ、という意味。 人の世を軽んじる気持ちをこめて用いる。 「一分五厘」は江戸時代のほんのわずかな額のお金のことで、その額で米を買えば一人が一日食べていけるほどだった、との説もある。
浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
この世の憂さは、車輪が回るのと変わらず、絶え間なく身の上へ押し寄せる。 牛車の輪が止まることなく回り続けるさまへ、振り切れない世のならいを託した言い方。「牛」に「憂し」の音を掛ける。
浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
幸不幸、貧富、栄枯盛衰などは絶えず人から人へと回っていき、一ヶ所にとどまらないということ。
浮世は夢(うきよはゆめ)
この世はまるで夢のようにはかなく短いものであるということ。
浮世渡らば豆腐で渡れ(うきよわたらばとうふでわたれ)
世渡りは、内面にやさしさと柔軟性をもち、物事のけじめはきっちりとつけよというたとえ。豆腐は外見が四角くきちんとした形だが、内は柔らかいことから。
移り変わるは浮き世の習い(うつりかわるはうきよのならい)
時代が移り変われば世の中も変わっていくのが当然だということ。 「移り変わるは浮き世の習い」ともいう。
浮気と乞食はやめられぬ(うわきとこじきはやめられぬ)
悪い習慣はあらためにくいということ。 浮気も乞食も一度味をしめたらやめられないとの意から。 「浮気」と「乞食」の「き」を語呂合わせしたもの。
縁と浮き世は末を待て(えんとうきよはすえをまて)
連れ合いも世の巡り合わせも、こちらで日取りを決められはしない。急いで手を伸ばさず、向こうから寄ってくるのを構えて迎えるほうがよい。
金は浮き物(かねはうきもの)
金は一ヶ所にとどまらず、人から人へめぐり渡るものだというたとえ。
鴨の浮き寝(かものうきね)
胸がざわついて、ひとときも心が安らがないこと。 水面に浮かんだまま寝入る鴨の姿を、いかにも心細く頼りなげだと感じたところから。 古くから和歌に使われた言い回しで、「浮き寝」の「浮き」につらいという意味の「憂き」を重ね、悲しい思いを抱えて寝る夜の心を表すことが多い。 水に浮かぶ鴨を題材にした句では、ほかに「[[鴨の水搔き*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2776.php]]」がある。
心に浮かぶ(こころにうかぶ)
ふと思いだしたり、思いついたりすること。
腰を浮かす(こしをうかす)
立ちあがろうとして、少し腰をあげること。
沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり(しずむせあればうかぶせあり)
人生にはいい時も悪い時もある。悪いことばかりが続くわけでないから、くよくよするなということ。
宙に浮く(ちゅうにうく)
計画などが途中で止まって終わりが見えなくなること。
とかく浮世は色と酒(とかくうきよはいろとさけ)
なんといってもこの世の楽しみは、色恋と酒であるということ。
長い浮き世に短い命(ながいうきよにみじかいいのち)
この世が長く続いているのに比べて、人の命ははかなく短いということ。 「長い月日に短い命」ともいう。
鳰の浮き巣(におのうきす)
不安定なことのたとえ。また、人生の浮き沈みのたとえ。 「鳰」はかいつぶりのこと。 池や沼に棲む水鳥のかいつぶりは巣を浮き草で作るため、水の増減や波によって揺れるので安定しないことから。
