「も」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 63 件
「も」で終わる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
明けても暮れても(あけてもくれても)
毎日毎日同じような状態が続いたり、同じことを続けて行ったりするようす。
後にも先にも(あとにもさきにも)
今までも、これから先もということ。これ一回きりであるということ。
いい鴨(いいかも)
こちらの思い通りに利用できそうな人のたとえ。 猟場で格好の獲物として狙われる鴨の意から。
石に齧りついても(いしにかじりついても)
どんな苦労や困難があっても。何がなんでも。
石に裃(いしにかみしも)
硬い石に裃を着せたように、堅苦しい人のたとえ。また、そういう様子のこと。「裃」は江戸時代の武士の礼服。
意地でも(いじでも)
行き掛かり上、なんとしてでも。 無理にでも成し遂げようとする心意気を表す語。
一応も二応も(いちおうもにおうも)
一度だけでなく二度も。繰り返し念入りに。
一にも二にも(いちにもににも)
他の何よりも、そのことに専念すること。何はさておき。
命に替えても(いのちにかえても)
自分の命と引きかえにしても。 どんなことがあっても守り抜こうという気持ちを表す。
いやが上にも(いやがうえにも)
なおいっそう。ますます。
否が応でも(いやがおうでも)
承知してもしなくても。何が何でも。 「否でも応でも」ともいう。
うんともすんとも(うんともすんとも)
ひと言もものを言わない様子。まったく返事をしない様子。 「すん」は、返事の「うん」と語呂を合わせたもの。
得難きは時、逢い難きは友(えがたきはとき、あいがたきはとも)
よい機会はめったにつかめず、よい友にもそうたやすくは出会えない。手に入りにくいものとして、時と友の二つを並べた言葉。「時」は、事をなすのに向いたころあいのこと。 能の「西行桜」で、歌人西行の住まいの庭にある老いた桜の精が、明け方の鐘の音を聞き、夜の遊びが終わるのを名残惜しく思いながら語る言葉から。 友にはふれず、時の得がたさと失いやすさを説く言葉に、[[時は得難くして失い易し*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3850.php]]がある。
お医者様でも草津の湯でも(おいしゃさまでもくさつのゆでも)
人を恋い慕う苦しみだけは、どのような手当てをもってしても取り除けないということ。 草津の湯は万病に効くと評判をとった名湯で、その湯でさえ及ばないという言い方で恋煩いの厄介さを言い立てている。「草津」を「有馬」と置き換えていうこともある。
狼に衣(おおかみにころも)
まるで僧衣をまとった狼のように、慈悲深い善人のようにみせかけて内面は恐ろしいことのたとえ。 「狼が衣を着たよう」ともいう。
鬼に衣(おににころも)
不必要なこと。また、不釣り合いなことのたとえ。 鬼はもともと裸で衣服を必要としないことから。 また、慈悲深い善人のようにみせかけて内面は恐ろしいこと。「狼に衣」ともいう。
御平の長芋(おひらのながいも)
目鼻立ちは整っていてきれいなのに、顔つきにきりりとした感じが足りない人を指すたとえ。 「御平(おひら)」は、平たい形をしたお椀(平椀)のこと。昔、宮中などに仕えた女性たちが使い始めた言葉(女房詞)からきている。 平椀に盛った長芋の料理は、見た目のよさに引きかえ味はいまひとつ、とされた。この料理に見立てて、きれいでも締まりのない顔をいう。
数を言うまい羽織りの紐(かずをいうまいはおりのひも)
言葉数が多ければそれだけ災いを招くから、思いついたことをむやみに口へ出すなという教え。 「数を言うまい羽織の紐よ、かたく結んで胸に置く」という俗謡の文句によるもので、紐を固く締めるように口も締めておけという言い方。
上を学ぶ下(かみをまなぶしも)
下の者は、かしらのふるまいをそっくりなぞるということ。 よい振る舞いも悪い振る舞いも、下はまず上から写し取る。
烏の鳴かない日はあっても(からすのなかないひはあっても)
それだけは必ず毎日行われるということを強調していう語。 毎日必ず鳴く烏が鳴かない日があったとしてもの意。
昨日の敵は今日の友(きのうのてきはきょうのとも)
争っていた相手と、いつのまにか手を結んでいるという転変をいう。 利害や情勢が動けば、敵と味方の立場は容易に入れ替わる。
義理にも(ぎりにも)
本心では無いにしても。仮にも。 あとに打ち消しの語を伴う。
草の根を分けても(くさのねをわけても)
身を隠せそうな所を片端から当たって、逃げた相手や失せ物の行方を追うこと。居場所の見当がまるでつかないところから、足で回って絞り込んでいく。
口が腐っても(くちがくさっても)
何があっても決して言わないと強く思う気持ち。 「口が腐っても」ともいう。
口先の裃(くちさきのかみしも)
言葉はていねいで相手をうやまっているように見えるが、実はうわべだけで誠意がないこと。
首に縄を付けても(くびになわをつけても)
嫌がっていて動こうとしない相手を、むりにでも引っぱって行くこと。 行きたがらない人を連れ出すときだけでなく、来ようとしない人を引っぱって来るときや、帰ろうとしない人を連れ戻す場合も含む。 「首に縄を付けてでも」「首に縄を付けても」の形で、何としても連れて行こうという決意を示す言い方になりやすい。首に縄をかけて引きずってでも、というたとえから。
褻にも晴れにも(けにもはれにも)
①ふだんの暮らしの場でも、儀式や祝い事のような改まった場でも、ということ。場面を選ばず、いつでも。 ②ただ一つだけで、替えのきくものがほかにないさま。よい場合でも悪い場合でも、その一つで済ませるほかにない。 「褻(け)」は、よそ行きでない日々の暮らし。「晴れ」は、祭りや式典など、人前に出る特別な場面のこと。この二語を対にして、日常か特別かの区別なく、の意を表す。 この語を頭に置いた言い回しに、芸の乏しさをからかう[[褻にも晴れにも歌一首*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3001.php]]がある。
献上の鴨(けんじょうのかも)
着物は汚くみすぼらしいが、足袋や履物だけは綺麗にしている者をののしって言うことば。 江戸時代、将軍へ鴨を献上する際に、鴨の足を白紙で包んだことから。
逆立ちしても(さかだちしても)
どれだけ努力しても実現できないことのたとえ。
死なば諸共(しなばもろとも)
死ぬまで運命を共にするという覚悟を表す言葉。または、道連れにして死んでやるという脅しの言葉。死ぬときは一緒に死ぬという意味から。
