「恨み」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 34 件
「恨み」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全34件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
恨み骨髄に徹す(うらみこつずいにてっす)
相手を激しく恨む様子。 相手への恨みが骨の髄まで染みるとの意から。
怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)
投げつけられたものを、そっくり投げ返さない。むごい扱いをした者にこそ厚く遇し、争いの根を残さずにおく。
怨みほど恩を思え(うらみほどおんをおもえ)
人は怨みという感情はなかなか忘れないが、恩義を受けたことは忘れがちである。怨みを忘れないのと同じように、恩を忘れてはいけないということ。
恨みを買う(うらみをかう)
自分の言動で、人から恨まれること。
恨みを飲む(うらみをのむ)
恨みを胸の内にしまい込み、じっと我慢すること。
江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)
意外な場所で、または筋違いのことで、昔の恨みの仕返しをするたとえ。江戸で恨みを受けた相手を、遠い長崎で討ち果たすということから。
思いを晴らす(おもいをはらす)
恨みや不満の原因を取り除いてすっきりすること。 また、望みを遂げて気分を良くすること。
女の一念、岩をも徹す(おんなのいちねん、いわをもとおす)
女が執念深いことのたとえ。
恩を以て怨みに報ず(おんをもってうらみにほうず)
受けた仕打ちを、それを上回る親切で帳消しにする。相手の側に負い目を残す形で決まりをつける。
可愛さ余って憎さが百倍(かわいさあまってにくさがひゃくばい)
かわいいと思う気持ちが強ければ強いほど、いったん憎いと思いはじめると憎み方が特別に激しくなるということ。
睚眥の怨み(がいさいのうらみ)
ひと睨みされた、その程度の小さな遺恨。 「睚眥」は目に角を立ててにらむこと。秦の范雎は、落ちぶれていたころに一飯を恵んだ相手には財を投じて報い、目を怒らせた相手には必ず仕返しをしたと伝わる。
唇を反す(くちびるをかえす)
人のことを憎んで悪くいうこと。
下種の逆恨み(げすのさかうらみ)
品性の卑しい人間は、人の親切な忠告も悪口と思い、逆に忠告してくれた人を恨むということ。
恋の遺恨と食べ物の遺恨は恐ろしい(こいのいこんとたべもののいこんはおそろしい)
恋のもつれによる恨みと、食い物のことでこうむった恨みは、いつまでも尾を引いてあなどれないということ。
瞋恚の炎(しんいのほのお)
腹の底から噴き上げて、抑えのきかなくなった憤りや恨み。
大徳は小怨を滅ぼす(だいとくはしょうえんをほろぼす)
受けた恩が大きければ、少しの怨みや不満は気にならなくなるということ。 「大徳」は「たいとく」とも読む。 「大徳は小怨を滅す」ともいう。
天を怨みず人を尤めず(てんをうらみずひとをとがめず)
自分の身がどんなに不遇でも、天を恨んだり人をとがめたりしないで、自己の人格形成に努めるべきであるということ。
徳を以て怨みに報ゆ(とくをもってうらみにむくゆ)
敵意を向けてくる者にも、こちらは相手の益になる振る舞いで応じる。打ち返す手を出さずに受け止め、いがみ合いをそこで終わらせる。
倶に天を戴かず(ともにてんをいただかず)
相手を殺すか自分が殺されるかの関係で、共存ができないこと。また、復讐せずにはいられないほど激しく憎むこと。 相手と同じ天の下では生きていけないとの意から。 「不倶戴天(ふぐたいてん)」ともいう。
泥棒の逆恨み(どろぼうのさかうらみ)
自分の悪いところは棚に上げて、相手を非難することのたとえ。 泥棒が自分の悪事は棚に上げて、捕まえた人や被害者を恨むとの意から。
憎さも憎し(にくさもにくし)
憎んでも憎みきれないほど憎らしいこと。
盗人の逆恨み(ぬすびとのさかうらみ)
捕えられた盗人が自らの悪事を反省することもなく、捕えた人や被害者をうらむこと。
鼠壁を忘る壁鼠を忘れず(ねずみかべをわするかべねずみをわすれず)
傷つけた側はすぐ忘れるが、傷つけられた側は恨みをいつまでも忘れないというたとえ。壁をかじった鼠はすぐにそのことを忘れるが、壁にはいつまでもその傷が残るということから。
根に持つ(ねにもつ)
人から受けた仕打ちをいつまでも忘れず、いまだにそのことを恨んでいる様子。
根葉になる(ねはになる)
恨みのもととなる。
呪うに死なず(のろうにしなず)
人に強く恨まれたり、呪われたりするような者ほど、案外しぶとく生き延びるものだということ。
人を怨むより身を怨め(ひとをうらむよりみをうらめ)
うまくいかなかった元を相手のせいにしても、得るものはない。 矛先はまず自分へ向け、足りなかった所から洗い出すのが順序だとする。
火元は七代祟る(ひもとはしちだいたたる)
火事の火元は、周囲に迷惑をかけて長い間うらまれるということ。
美女は醜婦の仇(びじょはしゅうふのあだ)
器量の良い女は、そうでない女から仇のように恨まれるということ。人より恵まれている者が、そのことだけで憎まれる場面にも広げて使う。 「醜婦」は器量の悪い女。世に美人がいるから自分の肩身が狭いのだと思い込み、恨みの矛先を美人へ向ける。 『説苑』尊賢篇にある句で、もとは徳のある人物が乱れた世では遠ざけられることを言うために引かれた。 「美女は悪女の敵」ともいう。この「悪女」も不美人の意。
含む所がある(ふくむところがある)
恨みや怒りなどを心の中に隠し持っていること。
炎を燃やす(ほのおをもやす)
恨みや妬みが胸のうちで激しく燃え立ち、そのまま抱き続けること。 静まらない思いを、燃えさかる火に見立てた言い方。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)
ある相手を疎ましく思い始めると、その人の持ち物や身内まで嫌なものに見えてくる。当人と切り離せるはずのものにまで、悪感情が及んでいく。
目の敵(めのかたき)
何かにつけて目障りで、敵意を抱き憎く思う相手のこと。
目の敵にする(めのかたきにする)
許せない相手として、見るたびに強い不快感を抱くこと。 なにかにつけて敵視すること。
