「誇張」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 30 件
「誇張」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全30件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
溢美の言(いつびのげん)
ほめ過ぎのことば。 「溢美」は、ほめすぎること。
烏帽子を着せる(えぼしをきせる)
妙な誇張をすることのたとえ。話を大げさにすることのたとえ。 「烏帽子」は、昔元服した男子が用いた黒色の帽子で、それをかぶって飾るとの意から。
お家の一大事(おいえのいちだいじ)
他人の家に起こった出来事を冗談めかしたり、皮肉ったりして大げさにいう時に使う言葉。 主君の家に起こった重大な事件との意から。
大口を叩く(おおぐちをたたく)
大げさなことを言う。偉そうなことを言う。
大風呂敷を広げる(おおぶろしきをひろげる)
大げさなことを言うこと。また、ほらを吹くこと。
大見得を切る(おおみえをきる)
大げさな言動をとって、自分の自信のほどを強調すること。「大見得」は歌舞伎役者が、芝居が最高潮に達した時に目立つ表情や演技をすることで、大げさな言動で自分を誇示するということから。 「見得を切る」ともいう。
尾に鰭付ける(おにひれつける)
あることないことを付け足して物事を大げさに言うこと。 本体に余計な尾や鰭を付け足すことから。 「尾に尾を付ける」ともいう。
尾鰭が付く(おひれがつく)
話に誇張や嘘が付け加わって物事が大げさになることのたとえ。
尾鰭を付ける(おひれをつける)
事実ではないことも付け加えて、話を大げさにすることのたとえ。 魚の本体に尾や鰭を付け加えるとの意から。
金棒引き(かなぼうひき)
ささいなことを大げさに触れ回る人のこと。本来は、金棒を突き鳴らしながら夜警する人のこと。
金棒を引く(かなぼうをひく)
噂話などを大げさに触れ回ること。 「金棒」は、頭部に鉄輪を付けた棒のこと。昔、夜警などが棒を突き鳴らしながら歩いたことから。
烏の鳴かない日はあっても(からすのなかないひはあっても)
それだけは必ず毎日行われるということを強調していう語。 毎日必ず鳴く烏が鳴かない日があったとしてもの意。
来て見ればさほどでもなし富士の山(きてみればさほどでもなしふじのやま)
何事もおおげさに言われるもので、実際に見てみると想像していたほどのものではないことが多いというたとえ。 富士山はすばらしいと言われているけれども、来てみればそれほどの山ではなかったとの意から。
鬼面人を威す(きめんひとをおどす)
身にまとった形相ひとつで、相手を後ずさりさせようとする。中身は伴っていないのに構えだけを大きく張り、人を寄せつけまいとする手口をさす。
金の茶釜が七つもあるよう(きんのちゃがまがななつもあるよう)
実のない話を並べて金持ちぶることのたとえ。 湯をわかすだけの釜が金むくで七つもあるなどと、たわいのない言い立てをする意から。
下駄を履かせる(げたをはかせる)
物事を実際よりもよく見せたり多く見せたりすること。
事を構える(ことをかまえる)
ささいな出来事を大げさにして、争いを起こそうとすること。
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
前触ればかりが大きくて、実際の結果は小さいことのたとえ。 大きな山が音を立てて揺れ動くので、何か大きな事が起こるのかと身構えていると、鼠がたった一匹出てきただけだったとの意から。 「大山」は「泰山」とも書く。
仲人口は半分に聞け(なこうどぐちははんぶんにきけ)
仲人は縁談をまとめるために両方の良い所ばかりを話すので、話半分に聞いたほうがいいということ。
鳴り物入り(なりものいり)
大げさに宣伝すること。 「鳴り物」は、歌舞伎で用いられる太鼓や笛などの楽器のこと。
熱を吹く(ねつをふく)
中身の伴わない大きなことを、得々としゃべること。 「熱」は、のぼせたような勢いのこと。 「熱を吐く」「勝手な熱を吹く」ともいう。
白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)
長年の悲しみや心配のために、白髪が非常に長く伸びることを誇張して言った言葉。
針ほどのことを棒ほどに言う(はりほどのことをぼうほどにいう)
小さなことを大げさにいうことのたとえ。 針くらいの小さいものを、棒ほどの大きさにいうとの意から。
人の噂は倍になる(ひとのうわさはばいになる)
噂話は、事実よりずっと大げさに伝わるということ。
法螺と喇叭は大きく吹け(ほらとらっぱはおおきくふけ)
嘘をつくなら人が信じないような大ぼらを吹け。そういう嘘なら人も傷つけず、嘘だとわかっても腹も立たないということ。 「法螺」は、山伏が吹く法螺貝のことで、ここではでたらめの意。吹き鳴らす法螺貝と喇叭を調子よく並べた言葉。
法螺を吹く(ほらをふく)
実際よりも大袈裟に言うこと。または、でたらめをいうこと。 「法螺」は法螺貝のことで、吹くと大きな音が出ることから。
山より大きな猪は出ぬ(やまよりおおきないのししはでぬ)
猪がどれほど大きく育とうと、そのすみかである山を超える丈にはなれない。 うつわを超える中身は出てこないのだから、話を大きくするのもそのあたりまでにしておけということ。
喇叭を吹く(らっぱをふく)
誇張して大げさなことを言うこと。また、威勢よく実現不可能なことをあたかもできるかのように述べること。
輪に輪を掛ける(わにわをかける)
ただでさえ強く出ているものを、上からもう一段押し上げる。効き目が二重にかかるので、元がどれほどだったかも見当がつかなくなる。 「輪を掛ける」をもう一度繰り返した形。
輪を掛ける(わをかける)
程度を甚だしくすること。大袈裟にすること。 語源には大きく二つの説があり、一つ目は弓道の弦(つる)と弓による説。 弦で作った輪を弓にかけて弦を張って矢を遠くまで飛ばすことから、勢いが強くなることを表すとするもの。 二つ目は、樽(たる)や桶(おけ)をとめる箍(たが)による説。 箍をはめると樽や桶がひとまわり大きくなることから、程度が大きくなることを表すとするもの。 「之繞(しんにゅう)を掛ける」ともいう。
