「早めに手を打つ」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 39 件
「早めに手を打つ」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全39件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
後の喧嘩、先でする(あとのけんか、さきでする)
あとからもめ事が起こらないように、事前によく話し合いをしておくべきだということ。 あとで喧嘩をすることがないように、先に喧嘩しておけとの意から。
一刻を争う(いっこくをあらそう)
わずかな時間も無駄にできないほど、差し迫った状態にある。急を要する。
旨い物は宵に食え(うまいものはよいにくえ)
良いことはためらわずに早くやるのがよいということ。 うまい物も一晩たつと味が落ちてしまうので、夜のうちに食べてしまったほうがよいとの意から。
押っ取り刀で駆けつける(おっとりがたなでかけつける)
大急ぎで駆けつけること。 緊急のときには、刀を腰に差す余裕もなく手に持って駆けつけるとの意から。
思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)
何かをしようと思ったら、その日が吉日としてすぐに始めるのがよいということ。「吉日」は暦で縁起がいい日。
川越して宿とれ(かわこしてやどとれ)
先のことを考えて事前に対策を講じておくべきだということ。また、困難なことは後回しにせずに片付けておくべきだということ。 昔は大きな川には橋がなく、大雨が降ると渡れずに何日も足止めされることもあったので、宿を取るのは川を越してからにしろといわれていたことから。
間、髪を容れず(かん、はつをいれず)
少しの時間も置かず即座に行動するさま。 間に髪の毛一本さえも入る余地がないとの意から。
今日できることを明日まで延ばすな(きょうできることをあすまでのばすな)
やればすぐできることを、明日やろうと一日延ばしにしないで思いついたらすぐにやれという戒めの言葉。
今日の後に今日なし(きょうののちにきょうなし)
今日という日は二度とやってくることはない。だから今日できることは今日やっておけという戒めの言葉。
今日の一針、明日の十針(きょうのひとはり、あすのとはり)
すぐにしなければならないことを先延ばしすると、余計に手間がかかるということのたとえ。 今日なら一針縫えば済むのに、明日に延ばせばほころびが広がり、十針も縫わなければならなくなるとの意から。
釘を刺す(くぎをさす)
あとから知らぬ顔をされないよう、先に言い含めておく。 後戻りできない一言を相手に渡しておくこと。
巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)
念を入れて仕上げても、時を逃してしまえば値打ちは薄い。出来ばえが落ちても、間に合ううちに済ませるほうを選べという教え。もとは兵法の語。
事が延びれば尾鰭が付く(ことがのびればおひれがつく)
物事は長引くと余計な問題が起こって面倒になるので、なるべく早く処理せよということ。
転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)
失敗しないように、前もって準備しておくことのたとえ。 転ぶ前に、あらかじめ杖を用意しておくべきとの意から。
先を越す(さきをこす)
優位に立つために、他人よりも先に物事を行うこと。 「先」は「せん」ともいう。
先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)
人より先に事を行えば、有利な立場に立ち相手を制することができるということ。
七年の病に三年の艾を求む(しちねんのやまいにさんねんのもぐさをもとむ)
事態が差し迫って慌てても間に合わないので、日ごろの心がけが大事だということ。七年もの間病気に苦しんだあとで、三年乾かさないといけない上等の艾を求めるということから。
急かねば事が間に合わぬ(せかねばことがまにあわぬ)
事を急ぐと失敗しやすいとわかっているが、急がなければ間に合わず、役に立たないということ。
先手は万手(せんてはまんて)
機先を制することが、どんな手段より効果的だということ。
先手を打つ(せんてをうつ)
これから先に起こるであろうことを予測して対策をしておくこと。 または、相手より先に攻撃を加えること。 また、囲碁や将棋で先に打つこと。
先鞭を着ける(せんべんをつける)
他の人より先に着手すること。一番に馬に鞭を入れるということから。
善は急げ(ぜんはいそげ)
良いことだと思ったら、ためらわずすぐに実行せよということ。 「善は急げ悪は延べよ」と後半を添える言い方もある。悪い企てのほうは逆に先送りにせよ、という戒めが加わる。
鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)
人は精神が柔軟な若いうちに、頭も身体も鍛えるべきであるというたとえ。また、物事は時機を逸せず、みんなの熱意があるうちに行えというたとえ。鉄は熱して柔らかい間は自由な形に加工しやすいことから。
出船に船頭待たず(でふねにせんどうまたず)
好機が到来したら、他の事情などをかまってはいられないということ。出航にちょうどいい風向きになったら、たとえ船頭がいなくても待っていられないということから。
時を争う(ときをあらそう)
わずかな時間も無駄にできないほど、事態が差し迫っている。急を要する。
時を移さず(ときをうつさず)
ある物事の後に時間を空けずに行う様子。すぐに。
時を得た一針は九針の手間を省く(ときをえたいっしんはきゅうしんのてまをはぶく)
すぐに対処しておけば、あとで大掛かりな手間をかけずにすむということ。 その時に一針縫っておけば、あとで九針縫う手間を省くことができるとの意から。 「適時の一針は九針の手間を省く」ともいう。
根を断ちて葉を枯らす(ねをたちてはをからす)
災いのもとをすべて取り除くことのたとえ。根を断ってしまえば自然と葉も枯れてしまうことから。
一時違えば三里の遅れ(ひとときちがえばさんりのおくれ)
少しの間でもぐずぐずしていると、たちまち大きな差が開くということ。 「一時」は約二時間、「三里」は約十二キロメートル。 一時遅れると、旅程に三里の遅れが出るとの意から。 「ひととき」は「いっとき」ともいう。 また「一時三里」ともいう。
陽の照っているうちに干し草を作れ(ひのてっているうちにほしくさをつくれ)
好機は逃さずに役に立てよということ。 「太陽の照っているうちに干し草を作れ」ともいう。
伏線を張る(ふくせんをはる)
これから起こるであろうことを予測して事前に準備しておくこと。 または、物語などで後で述べる事柄に関係があることをそれとなく示しておくこと。
兵は神速を貴ぶ(へいはしんそくをたっとぶ)
戦いで軍隊を動かす時は、迅速なことがもっとも大事なことであるということ。
兵は拙速を尊ぶ(へいはせっそくをとうとぶ)
戦は長引くほどこちらの身を削る。手口の粗さには目をつぶってでも短く切り上げるほうが、終わってみれば損が少ないという構え。
弁当は宵から(べんとうはよいから)
何事も準備は早めのほうがよいということ。 何が起こるかわからないから、翌日に必要な弁当も前日の夕方から準備しておくべきであるとの意から。
芽を摘む(めをつむ)
ものごとが成長や発展する前に、その進行をとめたり、取り除いたりすること。
綿綿を絶たずんば蔓蔓を若何せん(めんめんをたたずんばまんまんをいかんせん)
災いのもとは細いうちに断たなければ、やがて防ぎようがないほど広がってしまうということ。 か細く伸び始めた蔓を放っておくと、絡み合ってどうにもならなくなることから。
夜長ければ夢見る(よながければゆめみる)
長びけばよけいな事が起きるというたとえ。 眠りが長ければそれだけ夢にうなされもする意で、片づくうちに片づけよという戒め。
予防線を張る(よぼうせんをはる)
自分の失敗や相手の攻撃に備えて、あらかじめ手立てを講じておくこと。
予防は治療に勝る(よぼうはちりょうにまさる)
病気になって治療するより、病気にならないように予防するほうがよいということ。転じて、問題が起こってから処理するよりも、問題が生じないようにすることが大事だということ。
