「刺」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 20 件
「刺」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
当たらぬ蜂には刺されぬ(あたらぬはちにはさされぬ)
自分から関わらなければ、災いや危険に巻き込まれることはないというたとえ。蜂の巣を突くなどして自ら危険に近づかない限り、刺されることはないことから。
石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
無理難題を言うこと。 石臼を箸で刺すことなど不可能であることから。
茨に刺(いばらにとげ)
見た目がきれいで心ひかれるものにも、人を傷つける危うさが潜んでいるというたとえ。外見のよさに油断するなと、相手に注意を促す使い方もある。 「茨」は野ばらのように、枝にとげを持つ木のこと。花は美しいが、うっかり手を伸ばせば指をとげに刺される。美しさととげが同居する茨の姿を、人を引きつけるものの危うさに見立てた。 「茨に刺」と書いて「いばらにとげ」と言う形もあり、意味の近い句には[[薔薇に棘あり*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1302.php]]・[[美しい花には棘がある*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2166.php]]・[[美中に刺あり*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8454.php]]もある。
牛の角を蜂が刺す(うしのつのをはちがさす)
なんとも感じないこと、あるいは効果がないことのたとえ。牛は蜂に角を刺されても、まったく痛くもかゆくも感じないことから。
眼中の刺(がんちゅうのとげ)
目に刺さった釘のように、そばにあるだけで気にさわり、どうにかして取りのぞきたいと思う人やもののたとえ。行く手をさえぎる者や、害を加えてくる者を指すのがふつうだ。 中国の五代のころの話による。宋州を治めていた趙在礼(ちょうざいれい)は、土地の人々をひどく苦しめた。やがてかれが職を解かれて去ることになると、人々は「目から釘を抜いたようだ。これほど愉快なことはない」と喜び合った。ところが趙在礼は、再び命令を受けて元の職にとどまり、治める土地の住民から一人あたり銭千文を取り立てて、これを「抜釘銭(釘抜きの銭)」と名づけたという。『新五代史』の趙在礼の伝に、この話が記されている。 読みを「がんちゅうのてい」とする本もあり、釘を刺(とげ)に替えて「眼中の刺」とも言う。 「[[目の上の瘤*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/815.php]]」も、じゃまでうっとうしい存在をたとえた句である。また、趙在礼の同じ話から、四字熟語の「[[眼中之釘*https://yoji.jitenon.jp/yojii/4379]]」も生まれた。
釘を刺す(くぎをさす)
あとから知らぬ顔をされないよう、先に言い含めておく。 後戻りできない一言を相手に渡しておくこと。
酒は燗、肴は刺身、酌は髱(さけはかん、さかなはさしみ、しゃくはたぼ)
酒を飲むには、ほどよい燗で、酒の肴は刺身、酌は若い女性にしてもらうのがいいということ。「髱」は日本髪の後頭部の部分の髪。転じて若い女性。
刺身のつま(さしみのつま)
あってもなくても影響がないもののたとえ。刺身に添える野菜や海藻のことから。
鹿の角を蜂が刺す(しかのつのをはちがさす)
なんとも感じないことのたとえ。鹿の角を蜂が刺しても、まったく痛くもかゆくもないことから。
死に馬に鍼刺す(しにうまにはりさす)
何の効果もないことのたとえ。また、絶望的な状況の中で万が一の望みを託して最後の手段をとることのたとえ。 死んだ馬に鍼治療を施しても生き返ることはないことから。
刺を通ずる(しをつうずる)
取り次ぎに自分の名を書いた札を差し出して、会ってもらいたいと願い出る。 初対面の相手に、まず何者であるかを告げて訪いを入れる形をさす。
寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)
短く鋭い言葉で、相手の急所を突くたとえ。 「寸鉄」は、小さな刃物。転じて、短くて深い意味のある言葉。 「寸鉄人を殺す」ともいう。
他人の飯には刺がある(たにんのめしにはとげがある)
他人の家に世話になって生活することは、どこか窮屈で何かと気を遣うことが多いということ。また、他人の親切には底意があり、頼りきっているとひどい目に遭うこともあるということ。 他人の家で食べる飯は、まるで骨でもあるかのようにのどを通りにくいとの意から。 「他人の飯には棘がある」「他人の飯は強い」ともいう。
止めを刺す(とどめをさす)
二度と立ち上がれなくなるほどの決定的な打撃を与えること。息の根をとめる。 または、後から問題にならないように急所を押さえておくこと。 また、同じ種類のものの中でもっともすぐれていること。それに限る。
泣きっ面を蜂が刺す(なきっつらをはちがさす)
悪い事が重なって起こることのたとえ。 泣いている顔を、さらに蜂が刺すということから。 「泣き面に蜂」「泣きっ面を蜂が刺す」ともいう。
寝鳥を刺す(ねとりをさす)
相手が油断している隙に不意をついて陥れること。 「寝鳥」は、ねぐらで眠っている鳥。その鳥を捕まえるとの意から。
針を以て地を刺す(はりをもってちをさす)
わずかな知識で計り知れないものを推し量ろうとすること。また、力の及ばない事柄に手を出すたとえ。針の先で大地を突いても、ほんの一点をうがつだけであることから。
美中に刺あり(びちゅうにとげあり)
きれいなものには、たいてい針が隠れているということ。 心を奪われた先に痛い目が待っているので用心せよ、という戒め。
胸に釘針刺す(むねにくぎはりさす)
まるで胸に釘を打たれたように、弱点を突かれてうろたえること。 「胸に釘打つ」「胸に釘針刺す」ともいう。
股を刺して書を読む(ももをさしてしょをよむ)
眠気に負けまいと自らを傷つけてまで、書物に向かうこと。
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