一日作さざれば一日食らわず
ことわざ「一日作さざれば一日食らわず」の意味・読み方を解説します。
一日作さざれば一日食らわず
いちじつなさざればいちじつくらわず
| 言葉 | 一日作さざれば一日食らわず |
|---|---|
| 読み方 | いちじつなさざればいちじつくらわず |
| 意味 | 一日働かずに過ごしたなら、その日は食べ物を口に入れない、と心に決めて暮らす姿勢をいう。働いてはじめて食べてよいとする考え方で、怠けを許さず、汗を流す勤めの値打ちを説く。
「作す」は「働く」「仕事をする」の意。 中国、唐の時代の禅宗の僧、百丈懐海の故事から。年をとってもほかの僧より先に立って畑仕事などに励む懐海の体を案じ、寺の者たちが農具をこっそりしまいこんだ。懐海はそれを探し回るばかりで、食事に手をつけないまま、その一日を過ごしたとされる。 もとは懐海が自分自身に課したことばで、怠ける人を責める働かざる者食うべからずとは向きが違う。 |
| 例文 | 八十を過ぎても毎朝畑に出る祖母は、一日作さざれば一日食らわずが口ぐせだ。 |
| 出典 | 『五灯会元』 |
| 場面 | 戒めの言葉 / 仕事 |
| 使用漢字 | 一 / 日 / 作 / 食 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
「日」を含むことわざ
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 明けた日は暮れる(あけたひはくれる)
- 明後日の方(あさってのほう)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
- 朝紅は雨、夕紅は日和(あさべにはあめ、ゆうべにはひより)
「作」を含むことわざ
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 一生の不作(いっしょうのふさく)
- 色を作す(いろをなす)
- 顔を作る(かおをつくる)
- 垣を作る(かきをつくる)
- 駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人(かごにのるひとかつぐひと、そのまたわらじをつくるひと)
- 壁を作る(かべをつくる)
