糸脈を引く
ことわざ「糸脈を引く」(いとみゃくをひく)の意味・読み方を解説します。
糸脈を引く
いとみゃくをひく
| 言葉 | 糸脈を引く |
|---|---|
| 読み方 | いとみゃくをひく |
| 意味 | 相手の気持ちや考えを、遠回しにそっと探ること。
「糸脈」は、江戸時代ごろまであったと伝わる診察の仕方。身分の高い人の体にじかに触れるのを遠慮して、病人の手首に糸をかけ、その糸の先を医者が持って、伝わってくる脈を離れた所から診たという。このように間を置いて相手の具合を確かめるところから、人の胸の内を推し量る意味になった。 「気を引く」も、ほぼ同じことを表す。なお、医者が病人を診ることは「脈を取る」という。 |
| 例文 | 進学先の希望をいきなり聞くのはやめて、父は夕食の席で何気ない話から糸脈を引いてみた。 |
| 場面 | 策略 |
| 使用漢字 | 糸 / 脈 / 引 |
「糸」を含むことわざ
- 一糸纏わず(いっしまとわず)
- 一糸乱れず(いっしみだれず)
- 糸を引く(いとをひく)
- 男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ(おとこのめにはいとをひけ、おんなのめにはすずをはれ)
- 陰で糸を引く(かげでいとをひく)
- 金に糸目を付けぬ(かねにいとめをつけぬ)
- 尻も結ばぬ糸(しりもむすばぬいと)
- 白き糸の染まんことを悲しむ(しろきいとのそまんことをかなしむ)
- 単糸、線を成さず(たんし、せんをなさず)
- 鬢糸茶烟の感(びんしさえんのかん)
「脈」を含むことわざ
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 一脈相通ずる(いちみゃくあいつうずる)
- 気脈を通じる(きみゃくをつうじる)
- 脈がある(みゃくがある)
- 脈を取る(みゃくをとる)
- 命脈を保つ(めいみゃくをたもつ)
