藕糸の孔
ことわざ「藕糸の孔」の意味・読み方・異形などを解説します。
藕糸の孔
ぐうしのあな
| 言葉 | 藕糸の孔 |
|---|---|
| 読み方 | ぐうしのあな |
| 意味 | この上なく小さいものを、たとえて表す語。
「藕糸」は、ハスの茎や地下茎(れんこん)の中にある細い繊維のこと。「藕糸の孔」は、その糸の穴を指す。『太平記』巻二十三では、帝釈天との戦いに負けた阿修羅が、自分の体を小さく変えて藕糸の孔の中に隠れるという仏教の話が出てくる。 小ささをいう語には、ほかに「九牛の一毛」「大海の一滴」がある。 |
| 例文 | 虫眼鏡でやっと見える藕糸の孔ほどの傷から、少しずつ水がもれていた。 |
| 出典 | 『太平記』巻二十三 |
| 異形 | 藕糸の孔中(ぐうしのこうちゅう) |
| 場面 | ごく小さいもの |
| 使用漢字 | 藕 / 糸 / 孔 / 中 |
「藕」を含むことわざ
- 藕糸の孔(ぐうしのあな)
「糸」を含むことわざ
- 一糸纏わず(いっしまとわず)
- 一糸乱れず(いっしみだれず)
- 糸脈を引く(いとみゃくをひく)
- 糸を引く(いとをひく)
- 男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ(おとこのめにはいとをひけ、おんなのめにはすずをはれ)
- 陰で糸を引く(かげでいとをひく)
- 金に糸目を付けぬ(かねにいとめをつけぬ)
- 尻も結ばぬ糸(しりもむすばぬいと)
- 白き糸の染まんことを悲しむ(しろきいとのそまんことをかなしむ)
- 単糸、線を成さず(たんし、せんをなさず)
「孔」を含むことわざ
- 孔子の倒れ(くじのたおれ)
- 孔雀は羽ゆえ人に捕らる(くじゃくははねゆえひとにとらる)
- 恋の山には孔子の倒れ(こいのやまにはくじのたおれ)
- 孔丘盗跖、倶に塵埃(こうきゅうとうせき、ともにじんあい)
- 孔子に論語(こうしにろんご)
- 孔子も時に遇わず(こうしもときにあわず)
- 孔席暖まらず、墨突黔まず(こうせきあたたまらず、ぼくとつくろまず)
- 死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)
- 釈迦に説法、孔子に悟道(しゃかにせっぽう、こうしにごどう)
- 鳶が孔雀を生む(とびがくじゃくをうむ)
