吉凶は人によりて日によらず
ことわざ「吉凶は人によりて日によらず」の意味・読み方を解説します。
吉凶は人によりて日によらず
きっきょうはひとによりてひによらず
| 言葉 | 吉凶は人によりて日によらず |
|---|---|
| 読み方 | きっきょうはひとによりてひによらず |
| 意味 | 運がよいか悪いか、ことがうまく運ぶかどうかは、その人のおこない一つにかかっていて、暦が示す日のよしあしとはかかわりがないと説いた言葉。
「吉凶」は、よい出来事と悪い出来事、幸運と不運のこと。「人によりて」は「人しだいで」、「日によらず」は「その日の縁起とは関わりなく」に当たる古い言い回し。 鎌倉時代の末に書かれた兼好法師の随筆『徒然草』で、第九十一段をしめくくる一文。そのころ新しく縁起が悪いと言われだした「しゃくぜつにち(赤舌日)」を気にかけ、その日に手がけたことは実らないと恐れる世の中の風潮を、兼好はばかげていると退けた。縁起のよい日を選んで手がけたことでも、しくじる例は同じくらいあるはずで、この世は絶えず移り変わり、何ごとも思いのままには続かないものだと説く。そのうえで、よい日でも悪事をはたらけば悪い結果に、悪い日でも善いことをすればよい結果を招くと世間で語られてきた文句を引き、この言葉で結んでいる。 日の縁起にこだわらず、思いついた日にさっそく取りかかるのがよいと勧める言葉に思い立ったが吉日がある。 |
| 例文 | 大安の日に店を開いたのに客が来ないと嘆く兄に、祖母は吉凶は人によりて日によらずと言い、品ぞろえや接客を見直すように勧めた。 |
| 出典 | 『徒然草』九十一段 |
| 場面 | 行いの報いを受ける / 運命 |
| 使用漢字 | 吉 / 凶 / 人 / 日 |
「吉」を含むことわざ
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)
- 吉事門を出でず(きちじもんをいでず)
- 吉凶は糾える縄の如し(きっきょうはあざなえるなわのごとし)
- 吉凶は人によりて日によらず(きっきょうはひとによりてひによらず)
- 大吉は凶に還る(だいきちはきょうにかえる)
「凶」を含むことわざ
- 吉凶は糾える縄の如し(きっきょうはあざなえるなわのごとし)
- 吉凶は人によりて日によらず(きっきょうはひとによりてひによらず)
- 大吉は凶に還る(だいきちはきょうにかえる)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空誓文(あきんどのそらせいもん)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
