「運命」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 50 件
「運命」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全50件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし)
悪い縁ほど結びつきが強く断ち切りにくいということ。
当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
悪いことに、たまたま当たった者が不運だったということ。 「ふ」は運の意。 大勢が悪さをしているにもかかわらず、そのうちの一部の者だけが捕まるような場合をいう。
生け簀の鯉(いけすのこい)
自由を束縛されていることのたとえ。また、死が待ち受けている運命のたとえ。
一か八か(いちかばちか)
運を天に任せて思い切ってやってみること。
一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
この世で起こるすべての出来事は、すべて前世からの因縁によるものなので大切にしなければならないということ。 同じ木の陰で雨宿りをしたり、同じ流れの水を飲んだりするといった、偶然のちょっとした出来事も、すべて前世からの縁によるものであるとの意から。 「一河の流れを汲むも他生の縁」ともいう。
一擲乾坤を賭す(いってきけんこんをとす)
運命を賭けて大勝負に出ること。 「乾」は天、「坤」は地、「一擲」はさいころを投げること。 さいころを投げて天が出るか地が出るかの勝負をするとの意から。 「乾坤一擲」ともいう。
浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
この世の憂さは、車輪が回るのと変わらず、絶え間なく身の上へ押し寄せる。 牛車の輪が止まることなく回り続けるさまへ、振り切れない世のならいを託した言い方。「牛」に「憂し」の音を掛ける。
浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
幸不幸、貧富、栄枯盛衰などは絶えず人から人へと回っていき、一ヶ所にとどまらないということ。
運は天にあり(うんはてんにあり)
行く末がどう転ぶかは、こちらの裁量の及ばないところで決まっている。 また、先が読めない以上は腹をくくるほかない、と踏ん切りをつける場面でも使う。
運は寝て待て(うんはねてまて)
運は天が定めることだから、焦らず気長に待つほうがよいということ。
運を天に任せる(うんをてんにまかせる)
運の良し悪しは人の力ではどうすることもできないと考え、成り行きに任せること。
縁あれば千里(えんあればせんり)
結ばれる巡り合わせさえあれば、どれほど隔たった土地の相手とも縁はつながるということ。 「縁あれば千里を隔てても会い易し、縁なければ面を対しても見え難し」を縮めた言い方。
縁と浮き世は末を待て(えんとうきよはすえをまて)
連れ合いも世の巡り合わせも、こちらで日取りを決められはしない。急いで手を伸ばさず、向こうから寄ってくるのを構えて迎えるほうがよい。
縁は異なもの、味なもの(えんはいなもの、あじなもの)
男女の縁というものは、どこでどう結ばれるかわからず、予測のつかない不思議でおもしろいものだということ。「縁は異なもの」「縁は味なもの」と切り離してもいう。
思うに別れて思わぬに添う(おもうにわかれておもわぬにそう)
思い焦がれた相手とは結ばれず、好きではない相手と結婚すること。人の縁や運命は、思い通りにならないということ。
角番に立つ(かどばんにたつ)
その成否が、これからの運命を決定する重大な局面をむかえること。 「角番」は、囲碁・将棋・相撲などでその勝負に敗れると負けが決まる局番。相撲では、負け越すと大関の地位から降格する場所のこと。
禍福己による(かふくおのれによる)
災いに遭うのも幸いにあずかるのも、突きつめれば自分のふるまいが呼び込んだ結果だということ。 吉凶は外から降ってくるものではなく、日ごろの身の処し方が引き寄せると説く。
禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
災いと幸いは、一本の縄に撚り込まれた二筋にあたる。入れ替わり立ち替わり巡ってくるので、今日の不運が明くる日の実りの端緒になることも珍しくない。糾うは、二筋をないあわせる意。
果報は寝て待て(かほうはねてまて)
幸運は自然にやってくるものだから、焦らず気長に待つほうがよいということ。「果報」は、前世での行いの結果として現世で受ける報いのことで、本来は善悪どちらをも意味したが、しだいに幸運の意になった。
昨日の襤褸、今日の錦(きのうのつづれ、きょうのにしき)
一日を隔てただけで、まとう物が粗末な布から上等な織りへ、あるいはその逆へ入れ替わる。 人の身の上は、それほど短い間に様変わりする。
昨日は人の身、今日は我が身(きのうはひとのみ、きょうはわがみ)
人の運命は予測しがたく、他人にふりかかった災難が、いつ自分にもふりかかるかわからないということ。
岐路に立つ(きろにたつ)
将来を決定するような重要な場面に直面することのたとえ。 「岐路」は分かれ道。
腐れ縁は離れず(くされえんははなれず)
離れたほうがいいと分かっている間柄ほど、いざとなると切れずに続いてしまう。互いに嫌な思いをしながら、ずるずると付き合いが残る場合をいう。
幸か不幸か(こうかふこうか)
結果として、幸運になるか不運になるかは分からないが。
孔子も時に遇わず(こうしもときにあわず)
孔子ほどの人物でさえ、生きた世が味方せず、思うところを政へ映せないまま終わった。 腕があっても、それを求める世に生まれ合わせるかどうかは別の話だという嘆き。
死生、命あり(しせい、めいあり)
人の生死は天命によるもので、人の力ではどうすることもできないということ。「死生」は、死ぬことと生きること。
死なば諸共(しなばもろとも)
死ぬまで運命を共にするという覚悟を表す言葉。または、道連れにして死んでやるという脅しの言葉。死ぬときは一緒に死ぬという意味から。
勝負は時の運(しょうぶはときのうん)
同じ顔ぶれでやっても、勝ち負けは日によって入れ替わる。 負けた者を立ち上がらせるときに口にする。 「勝負は時のはずみ」「勝つも負けるも時の運」「勝つも負けるも運次第」「負けるも勝つも時の運」「負けるも勝つも運次第」などともいう。
人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)
出来る限りのことをして、あとは天命に任せるということ。「人事」は人間の力で出来る事柄、「天命」は天の命令の意。
赤縄(せきじょう)
男と女の足首をひそかに結わえ、行く末の相手を定めるとされる赤い紐。転じて、そうして定まった連れ合いとの間柄をさす。 唐の韋固が旅の宿で老人に会い、この紐で結ばれた相手とは仇同士であっても添うことになると告げられた話に基づく。
袖振り合うも他生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)
すれ違いざまに衣がかすっただけの相手にも、それまでの長い経緯が働いている。 行きずりの縁を軽く見るな、と説くときに持ち出す。
知恵の鏡も曇る(ちえのかがみもくもる)
運が傾いてくると普段の知恵も鈍ってしまうということ。頭に「貧には」を付けていうこともある。
躓く石も縁の端(つまずくいしもえんのはし)
自分にかかわるすべてのものが、なんらかの因縁で結ばれているということ。 ふとつまずいた石も、多くの石の中で何かの縁があってつまずいたのであるとの意から。
天下は回り持ち(てんかはまわりもち)
天下の君主となる者は、次々と変わるものだということ。また、貧富貴賎の運命は人々の間を回るというたとえ。
天道、是か非か(てんどう、ぜかひか)
天は善人には幸福を、悪人には懲罰をもたらすというが、現実には善人が不幸で、悪人が繁栄していることが多い。果たして天は正しいのかどうか疑わしいということ。
天道、人を殺さず(てんどう、ひとをころさず)
天は人を見捨てるような無慈悲なことはしないということ。
天を怨みず人を尤めず(てんをうらみずひとをとがめず)
自分の身がどんなに不遇でも、天を恨んだり人をとがめたりしないで、自己の人格形成に努めるべきであるということ。
為すようにならないで、なるようになる(なすようにならないで、なるようになる)
世の中は自分の思ったようにはいかず、結局はなるようにしかならないということ。
伸るか反るか(のるかそるか)
成功するか失敗するか、運を天にまかせて思い切って物事を行うこと。
貧乏難儀は時の回り(びんぼうなんぎはときのまわり)
金に困り苦労が重なるのも、当人の至らなさというより時のめぐり合わせであって、嘆いてばかりいることはないということ。
富貴天に在り(ふうきてんにあり)
富や地位は天の与えるものであり、人の力ではどうすることもできないということ。
河豚にも中れば鯛にも中る(ふぐにもあたればたいにもあたる)
運の悪い時には、安全であるはずのものでも害になることがあるというたとえ。毒のある河豚は中毒の危険があるが、毒のない鯛でも害になることもあるということ。
舟は帆任せ、帆は風任せ(ふねはほまかせ、ほはかぜまかせ)
すべてを成り行きにまかせるしかない状態、また成り行きに任せたほうがうまくいくというたとえ。 帆掛け船は帆任せ、帆は風任せで進むとの意から。
明暗を分ける(めいあんをわける)
あることがきっかけとなり、勝ち負けや幸不幸などが区別されること。
命運が尽きる(めいうんがつきる)
運に見放されて、これ以上存続するための手段がなくなること。
命は天に在り(めいはてんにあり)
授かった生涯の長さは初めから決まっていて、こちらの手では延ばせない。 病を得た者にどれだけ手を尽くしても、その区切りまでは動かせないという見方。
命を知る者は天を怨まず(めいをしるものはてんをうらまず)
人の一生は天の定めによると心得ている者は、思うにまかせない身の上を天のせいにして嘆いたりしないということ。 このあとに「己を知る者は人を怨みず」と続く。
世の中の事は成るようにはか成らぬ(よのなかのことはなるようにはかならぬ)
世間の事は、人の思わくどおりには運ばないということ。 手を尽くしてもなりゆきには逆らえないのだから、あるがままに任せるほかない。 「はか」は「しか」の意。
世は回り持ち(よはまわりもち)
富も運も、めぐりめぐってだれの手にも渡るものだということ。 いま持たない者のところにもいずれ回ってくるのだから、嘆くにはあたらない。
我が上の星は見えぬ(わがうえのほしはみえぬ)
誰にも自分の運命はわからないということ。「星」は運命の意。
