死にがけの念仏
ことわざ「死にがけの念仏」の意味・読み方を解説します。
死にがけの念仏
しにがけのねんぶつ
| 言葉 | 死にがけの念仏 |
|---|---|
| 読み方 | しにがけのねんぶつ |
| 意味 | 体がじょうぶなあいだは仏を拝むことなど考えもしない者でも、命が尽きかけると、念仏を唱えて仏にすがりたくなるのが人の常だということ。
「死にがけ」は死にかけているとき、つまり死のまぎわのこと。ふだん信仰に縁のない者も、死を目の前にするとにわかに信心を起こすという、人の心の動きをとらえた言葉。 最期にはだれもが念仏を口にするという今際の念仏誰も唱えるは、ほぼ同じ意味。困ったときだけ神仏を頼る苦しい時の神頼みにも通じる。 |
| 例文 | 若いころは寺の行事をすっぽかしてばかりいた叔父が、大病をしてからは毎朝欠かさず仏壇の前で手を合わせている。死にがけの念仏と笑う親戚もいる。 |
| 場面 | 死亡 / 信仰 |
| 使用漢字 | 死 / 念 / 仏 |
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
- 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん(いまだせいをしらず、いずくんぞしをしらん)
「念」を含むことわざ
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 案じるより念じろ(あんじるよりねんじろ)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
- 一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)
- 今際の念仏誰も唱える(いまわのねんぶつだれもとなえる)
- 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
- 鬼の念仏(おにのねんぶつ)
- 思う念力、岩をも徹す(おもうねんりき、いわをもとおす)
- 女の一念、岩をも徹す(おんなのいちねん、いわをもとおす)
- 蟹の念仏(かにのねんぶつ)
