「夢」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 32 件
「夢」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全32件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
夢はそもそも不思議なものだから、現実が夢のとおりになっても不思議ではないということ。
一場の春夢(いちじょうのしゅんむ)
人生の栄光や繁栄は、きわめて儚いということ。 「一場」は、ほんの短い間。 春の夜にみる夢のように、すぐに消えてしまうということから。
一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
初夢に見ると縁起がいいとされるものを順に並べたことば。
浮世は夢(うきよはゆめ)
この世はまるで夢のようにはかなく短いものであるということ。
栄華の夢(えいがのゆめ)
人の繁栄は一時的なもので、長い期間続くことはないということ。 人の栄華は夢のように儚いもので、すぐに終わるということ。
往事渺茫としてすべて夢に似たり(おうじびょうぼうとしてすべてゆめににたり)
昔の出来事はいまとなっては霞のかなたに遠のいて、あれもこれも夢の中のことのように思われるということ。 「往時」は過ぎ去った昔で、原詩では「往事」と書く。「渺茫」は遠く広がってはっきりしないさま。
華胥の国に遊ぶ(かしょのくににあそぶ)
いい気持ちで昼寝をすること。中国の黄帝が夢の中で「華胥の国」という理想の国で遊んだという故事から。
邯鄲の夢(かんたんのゆめ)
人生の栄枯盛衰のはかなさのたとえ。 昔、中国の邯鄲(かんたん)で盧生という青年が、道士から枕を借りて眠った。夢の中で、出世して財力や権力を手に入れるという長い人生の経験をしたが、目覚めてみると炊きかけの粥がまだ煮えきらない短い時間であったという故事から。 「邯鄲の枕」「一炊の夢」「盧生の夢」「黄粱の夢」「黄粱の一炊」「黄粱一炊の夢」など多くの呼び方がある。
京の夢、大阪の夢(きょうのゆめ、おおさかのゆめ)
京都の夢がふっと大阪に変わるように夢はとりとめのないものだということ。また、夢では大阪のことも京都のこともたやすく見られるように、夢でなら様々な願望が叶うものだということ。 夢の話や夢のような話をする前に唱える言葉。江戸いろはがるたの最後の句。
胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
夢と現実の世界との区別がつかなくなるたとえ。また、人生が夢のようにはかないことのたとえ。 「胡蝶」は蝶の美称。 昔、荘子が蝶になった夢を見たが、目が覚めるともとのままの自分で、自分が夢の中で蝶になったのか、それとも夢の中の蝶が自分になったのか、わからなくなったという故事から。
痴人夢を説く(ちじんゆめをとく)
話のつじつまの合わないこと、または要領を得ないことのたとえ。 愚かな者が、自分の見た夢の説明をするとの意から。
長夜の眠り(ちょうやのねむり)
明けない夜に横たわっているように、生涯を朧げなまま過ごすこと。 仏の教えでは、迷いから抜け出せず生き死にを繰り返す身の上をこう呼ぶ。 「長夜の夢」ともいう。
南柯の夢(なんかのゆめ)
目を覚ましてみれば、位も屋敷も、木の根の下に空いた蟻の穴ひとつぶんの出来事だった。 掴んだはずのものが、まるごと絵空事に変わってしまう場合に引く。 唐の淳于棼が槐の木陰でまどろんだ折の逸話から出ており、眠りのうちに見るもの一般をさすこともある。
巫山の夢(ふざんのゆめ)
男女が夢の中で情交を結ぶこと。また、男女の情愛が細やかなことのたとえ。 中国楚の懐王が、昼寝の夢の中で巫山という山の神女と契ったという故事から。 「巫山の雲雨」「巫山の雲」「巫山の雨」「巫山の春」「朝雲暮雨」ともいう。
浮生夢の如し(ふせいゆめのごとし)
生きて過ごす年月は、過ぎてしまえば手のうちに何も残らない。 確かに掴んだつもりのものが、振り返れば影のように薄いという嘆き。
見果てぬ夢(みはてぬゆめ)
途中で覚めてしまい、結末を知らずじまいに終わった夢。転じて、追いかけながらとうとう手の中に収まらなかった願いのこと。
夢寐にも忘れない(むびにもわすれない)
ほんのわずかな間も忘れないということ。 「寐」は眠ること。 眠って夢を見ている間も忘れないとの意から。
夢から覚めたよう(ゆめからさめたよう)
我を忘れて何かに夢中になっていた人が、ふと我に返って普段の自分を取り戻すさま。
夢が覚める(ゆめがさめる)
心の迷いがなくなり、正気を取り戻すこと。
夢路を辿る(ゆめじをたどる)
夢を見ながら安らかに眠ること。
夢に牡丹餅(ゆめにぼたもち)
夢ではないかと思うような幸運が舞い込むことのたとえ。 「夢に餅」「夢に餅食う」ともいう。
夢の浮橋(ゆめのうきはし)
見ている夢そのもの。 また、この世は踏めば揺れる足場のようで、渡っていく先が心もとない。
夢のまた夢(ゆめのまたゆめ)
非常にはかないこと。また、到底実現しそうにないこと。 夢の中でみる夢のことから。 「夢の夢」ともいう。
夢の世(ゆめのよ)
夢のようにもろくあっけない世の中。
夢は五臓の煩い(ゆめはごぞうのわずらい)
眠っているあいだに見るものは、からだの内側が弱っているしるしだと、昔から言われてきた。 寝覚めの悪い夢を見た人をなだめるのに持ち出す。
夢は逆夢(ゆめはさかゆめ)
夢と現実は逆になるものなので、たとえ悪い夢を見ても気にすることはないということ。 「夢は逆実」ともいう。
夢枕に立つ(ゆめまくらにたつ)
夢の中に神仏や死んだ人の霊が現れて、物事を告げ知らせること。「夢枕」は夢を見ている人の枕元。
夢を描く(ゆめをえがく)
将来の希望を心の中に思い描くこと。
夢を追う(ゆめをおう)
自分の描いている理想を追い求めること。
夢を託す(ゆめをたくす)
自分が抱く理想、将来への大きな期待、自分自身の力では成し遂げることが難しい望みなどを、信頼できる他者や次世代の存在に委ねること。
夢を見る(ゆめをみる)
未来に希望を抱き、空想にふけること。
夢を結ぶ(ゆめをむすぶ)
夢を見ること。また、眠りにつくこと。
