「敵」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 22 件
「敵」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全22件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
悪人は善人の仇(あくにんはぜんにんのかたき)
善人は本来だれも敵としないが、悪人だけは敵として許さないこと。 「仇」は「あだ」とも読む。
寇に兵を藉し、盗に糧を齎す(あだにへいをかし、とうにかてをもたらす)
攻めてくる側に武器を回し、奪いに来る者へ兵糧を持たせてやるようなふるまい。相手の手を強くし、そのぶんこちらの側が痩せる行いをいう。
夷を以て夷を制す(いをもっていをせいす)
他国同士を争わせ、自国の安全と利益を図ること。 「夷」は、外国のこと。 「以夷制夷」ともいう。
男は敷居を跨げば七人の敵あり(おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり)
一歩でも家の外へ出れば、行く先々で立ちはだかる相手がいる。 世に出て働くとは、そういう相手を抱えて進むことでもある。
敵の家でも口を濡らせ(かたきのいえでもくちをぬらせ)
たとえ敵の家でも出された食べ物には口をつけるのが礼儀だということ。つまり、いかなる場合も礼儀を守らなければならないということ。「口を濡らせ」は、少しだけでも飲食せよということ。本来は酒について言った言葉。
敵の前より借金の前(かたきのまえよりしゃっきんのまえ)
敵の前では平然とできても、借金をしている相手の前では頭が上がらないということ。
款を通じる(かんをつうじる)
親しく交わりを結ぶこと。転じて、敵に内通すること。
昨日の敵は今日の友(きのうのてきはきょうのとも)
争っていた相手と、いつのまにか手を結んでいるという転変をいう。 利害や情勢が動けば、敵と味方の立場は容易に入れ替わる。
昨日の友は今日の敵(きのうのともはきょうのてき)
人の心は変わりやすく当てにならないということのたとえ。 昨日まで親しくしていた友が今日は敵になってしまうことから。
牙を鳴らす(きばをならす)
歯ぎしりをして怒ったり悔しがったりするさま。また、敵意をむき出しにするさま。
今日の情けは明日の仇(きょうのなさけはあすのあだ)
差し向けられた情けが、そのまま先々の敵意に転じる場合がある。 情け一つで結ばれた仲は、事情が動けばあっけなくほどけてしまうという見方。
心腹の病(しんぷくのやまい)
体の奥深くに巣くって、追い払いようのない病。 転じて、抱えたまま放っておけば身を滅ぼす、内側の敵をさす。
大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず(たいてきとみておそれずしょうてきとみてあなどらず)
相手が強そうに見えても恐れてはいけないし、弱そうに見えても侮ってはいけないということ。
敵に糧(てきにかて)
争っている相手の側を、こちらの手で肥やしてしまうこと。差し出したものがそっくり向こうの力になり、我が身は分が悪くなる。
敵に塩を送る(てきにしおをおくる)
敵対する相手の弱みにつけこまず、逆に援助の手を差し伸べることのたとえ。 戦国時代、越後の上杉謙信が敵対する甲斐の武田信玄が塩不足で苦しんでいるのを知り、塩を送らせたという故事から。
敵に味方あり味方に敵あり(てきにみかたありみかたにてきあり)
敵の中にも、こちらの理解者はいるし、反対に味方の中にも気を許してはいけない相手もいるということ。
敵もさる者引っ搔くもの(てきもさるものひっかくもの)
向こうもただでは倒れず、こちらの読みを一枚上回ってくる。 舌を巻きながら、どこか面白がって言う言葉。 「さる者」の「さる」に、爪を立てる猿を重ねた言い回し。 単に「敵もさる者」ともいう。
倶に天を戴かず(ともにてんをいただかず)
相手を殺すか自分が殺されるかの関係で、共存ができないこと。また、復讐せずにはいられないほど激しく憎むこと。 相手と同じ天の下では生きていけないとの意から。 「不倶戴天(ふぐたいてん)」ともいう。
汝の敵を愛せよ(なんじのてきをあいせよ)
自分に悪意を持ち、迫害してくる相手にこそ、慈愛の心を持って接するのが真の愛だということ。
向こうに回す(むこうにまわす)
戦いの相手として張り合うこと。敵にまわすこと。
目の敵(めのかたき)
何かにつけて目障りで、敵意を抱き憎く思う相手のこと。
目の敵にする(めのかたきにする)
許せない相手として、見るたびに強い不快感を抱くこと。 なにかにつけて敵視すること。
