「座」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 23 件
「座」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
胡座で川(あぐらでかわ)
あぐらをかいたまま楽々と川を渡るように、何の努力や苦労もせずに、物事がきわめて都合よく運ぶことのたとえ。
胡座をかく(あぐらをかく)
今の安定した地位や現状に満足し、努力をしないこと。また、ずうずうしく振る舞うこと。 胡坐を組んだ楽な状態でいることから。
後釜に座る(あとがまにすわる)
前任者が地位や職務を退いた後、それを受け継ぐこと。 「後釜」は、かまどの残り火が消えないうちにかける、次の釜のこと。
居候角な座敷を丸く掃き(いそうろうかくなざしきをまるくはき)
他人の家に住まわせてもらっている居候は、とかく横着で、どんなことにも身を入れずにいいかげんに済ませがちだということ。 居候が座敷を掃除するときに、角ばった部屋の隅まで箒を届かせず、中ほどを輪を描くように掃くだけで終わりにする様子をよんだ川柳から出た言葉。 隅を残して丸く掃くという言い方は[[四角な座敷を丸く掃く*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/510.php]]にも見られるが、あちらは居候に限らず、物事の手抜きを広くいう。居候の暮らしぶりをよんだ川柳には[[居候、三杯目にはそっと出し*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2469.php]]もある。
お座敷が掛かる(おざしきがかかる)
芸者や芸人などが客に呼ばれること。 また、会合や宴席などに招待されること。
穏座の初物(おんざのはつもの)
収穫の盛りが過ぎてから実った野菜や果物は、その年に初めてとれた品と同じように喜ばれ、値打ちのある物として扱われる。 また、物事が終わりぎわによい結果を見せることや、高齢の人がめずらしい手柄を挙げること、年齢を重ねてから学問や芸ごとの腕が花開くことにもたとえる。 「穏座」とは、宮中などで改まった宴がすんだのちに、くつろいで開く酒や音楽の席をいう。それが、盛りのころを過ぎた物、なかでも野菜や果物を指す言葉にもなった。時期遅れの野菜や果物そのものは「穏座初物」「終わり初物」とも呼ぶ。
客星御座を犯す(かくせいぎょざをおかす)
臣下の座にいる者が、君主の席そのものへ手を伸ばすこと。 見慣れぬ星が帝の星に迫ったという急報が、蓋を開けてみれば旧友の寝相だったという故事から出た言葉。
器量は当座の花(きりょうはとうざのはな)
器量がいいなどというのは、人生の中のほんの一時のものに過ぎないということ。
煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ(けむるざしきにはいられるが、にらむざしきにはいられぬ)
煙がこもってけむたい部屋なら、つらくてもまだがまんしてそこにいられる。けれども、だれかにいつもにらまれ、することを一つ一つ見張られている部屋にいるのは、とても耐えられない。 おもに、意地悪な姑と同じ家で暮らす嫁の苦しさをいう。目にしみる煙よりも、人からとがめるような目で見られ続けるほうが、ずっとこたえるというたとえである。 「座敷」を「家」にかえて、「煙る家には居られるが、睨む家には居られぬ」ともいう。
後光より台座が高くつく(ごこうよりだいざがたかくつく)
ものごとは、目立たない基礎の部分に案外お金がかかるということ。 仏像は人目につく光背より、目立たない台座のほうが費用がかかるとの意から。
座が白ける(ざがしらける)
それまで盛り上がっていた楽しい雰囲気が壊れて面白味がなくなること。
座がもたない(ざがもたない)
会話が続かなかったり、面白味がなくなったりして気まずい雰囲気になること。
座して食らえば山も空し(ざしてくらえばやまもむなし)
入るものが絶えたまま食べる一方では、どれほど積み上げた蓄えでも先細って消えてしまう。 手を動かさずに日を送る者へ突きつける言葉。
座禅組むより肥やし汲め(ざぜんくむよりこやしくめ)
座禅を組んで修行する暇があるなら、肥やしを汲んで農作業に精を出せということ。時間や労力を実業以外のことに使うことを戒める言葉。
座右の銘(ざゆうのめい)
常に自分のそばに書き記しておいて心に留め、戒めとする言葉。「座右」は、身近の意。
座を取り持つ(ざをとりもつ)
同席している人たちが白けないように応対すること。
座を外す(ざをはずす)
会合などで一時的にその場から離れること。
座を見て皿をねぶれ(ざをみてさらをねぶれ)
その場の様子をみきわめてから、自分の出方を決めるのが利口だということ。 「ねぶる」は舐める意。 場所柄をよく考えて、ごちそうの皿を舐めるかどうか判断せよとの意から。
四角な座敷を丸く掃く(しかくなざしきをまるくはく)
人目につく真ん中だけを整えて、端のほうは手つかずのまま残しておく。行き届かせる手間を惜しんだ仕事ぶりをいう。 この掃き方を居候の横着ぶりに重ねた川柳に[[居候角な座敷を丸く掃き*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8787.php]]がある。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花(たてばしゃくやく、すわればぼたん、あるくすがたはゆりのはな)
立っているときも腰を下ろしたときも、歩き出してからも、どの構えを切り取っても崩れがない。 女の姿かたちをほめるのに、これ以上ない並べ方をした言葉。 「立てば芍薬、座れば牡丹」ともいう。
蓮の台の半座を分かつ(はすのうてなのはんざをわかつ)
仏の国へ迎えられた者が就くという蓮の花の台を、片側空けて相手を招き入れること。この世を離れたあとまで寄り添う、それほど深い間柄をいう。
惚れた腫れたは当座のうち(ほれたはれたはとうざのうち)
惚れたのなんのといって夢中になるのは初めのことだけで、すぐに生活に追われて所帯じみてしまうということ。
婿は座敷から貰え、嫁は庭から貰え(むこはざしきからもらえ、よめはにわからもらえ)
婿は家柄が上の家から迎えると家の名が上がり、嫁は家柄が下の家から迎えると気位が高くならずによく立ち働くので、どちらも家のためになるということ。 「婿は大名から貰え嫁は灰小屋から貰え」「嫁は下から婿は上から」ともいう。
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