煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ
ことわざ「煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ」の意味・読み方・異形などを解説します。
煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ
けむるざしきにはいられるが、にらむざしきにはいられぬ
| 言葉 | 煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ |
|---|---|
| 読み方 | けむるざしきにはいられるが、にらむざしきにはいられぬ |
| 意味 | 煙がこもってけむたい部屋なら、つらくてもまだがまんしてそこにいられる。けれども、だれかにいつもにらまれ、することを一つ一つ見張られている部屋にいるのは、とても耐えられない。
おもに、意地悪な姑と同じ家で暮らす嫁の苦しさをいう。目にしみる煙よりも、人からとがめるような目で見られ続けるほうが、ずっとこたえるというたとえである。 「座敷」を「家」にかえて、「煙る家には居られるが、睨む家には居られぬ」ともいう。 |
| 例文 | 結婚してすぐ夫の実家に入った姉は、「煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬとは、まさに今の私のことだ」と、ため息をつきながら話していた。 |
| 異形 | 煙る家には居られるが、睨む家には居られぬ(けむるいえにはいられるが、にらむいえにはいられぬ) |
| 場面 | 嫁と姑 / 女 |
| 使用漢字 | 煙 / 座 / 敷 / 居 / 睨 / 家 |
「煙」を含むことわざ
- あだし野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
- 煙霞の痼疾(えんかのこしつ)
- 煙幕を張る(えんまくをはる)
- 火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし(かじばにたばこのひなくおおみずにのみみずなし)
- 煙に巻く(けむにまく)
- 煙になる(けむりになる)
- 煙を立てる(けむりをたてる)
- 三遍回って煙草にしょ(さんべんまわってたばこにしょ)
- 袖引き煙草に押し付け茶(そでひきたばこにおしつけちゃ)
「座」を含むことわざ
- 胡座で川(あぐらでかわ)
- 胡座をかく(あぐらをかく)
- 後釜に座る(あとがまにすわる)
- 居候角な座敷を丸く掃き(いそうろうかくなざしきをまるくはき)
- お座敷が掛かる(おざしきがかかる)
- 穏座の初物(おんざのはつもの)
- 客星御座を犯す(かくせいぎょざをおかす)
- 器量は当座の花(きりょうはとうざのはな)
- 後光より台座が高くつく(ごこうよりだいざがたかくつく)
- 座が白ける(ざがしらける)
「敷」を含むことわざ
- 居候角な座敷を丸く掃き(いそうろうかくなざしきをまるくはき)
- 大風呂敷を広げる(おおぶろしきをひろげる)
- お座敷が掛かる(おざしきがかかる)
- 男は敷居を跨げば七人の敵あり(おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり)
- 錦上に花を敷く(きんじょうにはなをしく)
- 四角な座敷を丸く掃く(しかくなざしきをまるくはく)
- 敷居が高い(しきいがたかい)
- 敷居を跨ぐ(しきいをまたぐ)
- 尻に敷く(しりにしく)
- 千畳敷に寝ても畳一枚(せんじょうじきにねてもたたみいちまい)
「居」を含むことわざ
- 安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)
- 行く行くの長居り(いくいくのながおり)
- 居ずば出会え(いずばであえ)
- 居住まいを正す(いずまいをただす)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候角な座敷を丸く掃き(いそうろうかくなざしきをまるくはき)
- 居ても立っても居られない(いてもたってもいられない)
- 居ない者貧乏(いないものびんぼう)
- 居仏が立ち仏を使う(いぼとけがたちぼとけをつかう)
- 居留守を使う(いるすをつかう)
「睨」を含むことわざ
- 親を睨むと鮃になる(おやをにらむとひらめになる)
- 煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ(けむるざしきにはいられるが、にらむざしきにはいられぬ)
- 睨みが利く(にらみがきく)
- 睨みを利かせる(にらみをきかせる)
- 蛇に睨まれた蛙(へびににらまれたかえる)
