「色」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「色」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
色褪せる(いろあせる)
以前の新鮮さがなくなる。古ぼける。
「思い出が[色褪せる]」色男、金と力はなかりけり(いろおとこ、かねとちからはなかりけり)
美男子は、経済力も腕力もないものだということ。美男子をからかった川柳。
色香に迷う(いろかにまよう)
女性のあでやかな容姿に惑わされ自分を失ってしまうこと。
色が褪せる(いろがあせる)
以前のような新鮮さが感じられなくなること。 古くなって色が薄くなるとの意から。 「色褪せる」ともいう。
色気と痔の気のない者はない(いろけとじのけのないものはない)
表沙汰にしにくいものを、人はひとつくらい抱えている。取り澄ましてみせても、そこは誰も変わらない。 「痔の気」は「色気」に音を合わせた添え物。
色気より食い気(いろけよりくいけ)
色欲より食欲が上だということ。また、外観より内容を取ることにもいう。
色気を示す(いろけをしめす)
社会的地位などへの誘いに積極的な関心を示すこと。
色気を出す(いろけをだす)
うまくいけば物事が都合よくいくかもしれないと欲を出す。 また、あるものに対して興味や関心を示す。
色に上下の隔てなし(いろにじょうげのへだてなし)
人を好きになる心は、相手が上か下かを勘定に入れない。世間が引いた線を、そこだけは軽々と越えてしまう。
色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
色が白ければ、顔かたちに多少の欠点があっても気にならないということ。
色は思案の外(いろはしあんのほか)
恋愛は理性を失わせるため、常識や理屈で理解できるものではないということ。 「恋」は「色」、「思案」は「心」ともいう。
色眼鏡で見る(いろめがねでみる)
先入観や偏見をもって物事を判断する。
色目を使う(いろめをつかう)
相手の気を引くような態度をとる。気のありそうな素ぶりを見せる。
色よい返事(いろよいへんじ)
望みに叶った期待通りの返事。
色を失う(いろをうしなう)
思いがけない事態に直面して、驚きや恐怖で顔色が青ざめる。
色を正す(いろをただす)
表情を引き締めて、きちんとした態度に改めること。 「色」は顔にあらわれる表情のこと。それまでのくだけた様子をやめて、まじめな顔つきや姿勢に切りかえることをいう。 たとえば、人におわびをするときや、相手のまちがいを正そうと意見するときなど、真剣に相手と向き合う場面での顔つきや態度を表す。 同じく「色」を含む言葉でも、「[[色を作す*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5878.php]]」は怒って顔色を変えること、「[[色を失う*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5168.php]]」は驚きや恐れで顔が青ざめることを表し、この言葉とは意味が別である。
色を付ける(いろをつける)
物事の扱いで、相手に多少の利益を与えること。
色をなす(いろをなす)
怒りで顔色を変える。
色を見て灰汁をさせ(いろをみてあくをさせ)
やみくもに事を進めず、その時その場のようすをよく見て、ふさわしいやり方を選ぶのが大切だと教えることば。 布を染めるとき、色の出方を確かめながら、加える灰汁の量を少しずつ加減した、染め物の作業から。 「灰汁」は、灰を水にひたしてできる上澄みの液のこと。昔は染め物にも使われた。 相手に合わせてやり方を変えよという[[人を見て法を説け*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4217.php]]も、これと考え方が近い。
英雄、色を好む(えいゆう、いろをこのむ)
大事を成すほどの人物は気力の量が並外れており、それが女色への傾きとなっても表れるということ。 その色好みを、英雄たる器の裏返しとして大目に見るときに持ち出される。
閻魔の色事(えんまのいろごと)
取り合わせがちぐはぐで、見ていて落ち着かないことのたとえ。 地獄で亡者を裁く閻魔が恋にうつつを抜かす図を思えばよい。
思い内にあれば色外に現る(おもいうちにあればいろそとにあらわる)
腹に抱えたものは、目もとや身のこなしに滲み出る。隠しおおせたつもりでも、外からは知れてしまう。
顔色を窺う(かおいろをうかがう)
相手の表情から、その人の機嫌の善し悪しを察すること。 「顔色を見る」「顔色を読む」ともいう。
烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)
髪の毛が、水に濡れた烏の羽のように、真っ黒で艶のあるようす。
顔色なし(がんしょくなし)
恐れや驚きのために、顔色が真っ青になること。また、完全に圧倒されてどうにもならないようす。
黄色い声(きいろいこえ)
女性や子どもの甲高い声のこと。
気色が悪い(きしょくがわるい)
気味が悪く不快に感じるさま。
嘴が黄色い(くちばしがきいろい)
年が若くて経験が浅いことをあざけっていう言葉。ひな鳥の嘴が黄色いことから。
毛色の変わった(けいろのかわった)
同じようなものの中で、様子や性質などが他とは異なっていること。
巧言令色、鮮なし仁(こうげんれいしょく、すくなしじん)
口先だけで上手を言い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、最高の徳である仁の心が欠けているということ。 「巧言」は巧みな言葉遣い、「令色」は顔色をとりつくろうこと。 「鮮なし」は「少なし」と同じ意味。
