「豆」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 18 件
「豆」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
手近にある誘いには、人はとかく負けやすいというたとえ。 香ばしい豆は一粒つまめば止まらず、年頃の娘には自然と心が引かれて、どちらも放っておけなくなることから。
炒り豆に花が咲く(いりまめにはながさく)
衰えていたものが、再び栄えることのたとえ。また、ありえないことが実現することのたとえ。 炒った豆に芽が出て花が咲くということから。 「炒り豆に花」ともいう。
浮世渡らば豆腐で渡れ(うきよわたらばとうふでわたれ)
世渡りは、内面にやさしさと柔軟性をもち、物事のけじめはきっちりとつけよというたとえ。豆腐は外見が四角くきちんとした形だが、内は柔らかいことから。
豌豆は日陰でもはじける(えんどうはひかげでもはじける)
どんな境遇に育った者でも、年を重ねればおのずと色恋を知るということ。また、物事は熟すべき歳月を経れば、放っておいても実を結ぶということ。 日の当たらぬ場所の豌豆でさえ、季節がめぐれば莢がはじけて種を飛ばす、という意から。
縁の下の赤小豆(えんのしたのあかあずき)
上から押さえられて、何年たっても世間で重んじられる立場までのぼれない人をいうたとえ。 縁側の床下に生えた竹の子は、すぐ上の床板にさえぎられ、それ以上はまっすぐに伸びていけない。この竹の子の姿を、上に行けない人の身にたとえた。 ここでの縁の下は、縁側の床と地面とのあいだのすき間をさす。同じ意味で「縁の下の赤小豆」とも言う。 立場や暮らしがなかなか良くならないさまを表す[[うだつが上がらぬ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2153.php]]と、言い表すところはおおむね同じ。陰で人を支える[[縁の下の力持ち*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2578.php]]とは意味がまるで違うので、取り違えないように。
陰裏の豆もはじけ時(かげうらのまめもはじけどき)
どのような娘でも、年ごろを迎えると自然に異性へ心がひかれ、色っぽさがにじみ出るようになるたとえ。 日の当たらない裏手にまいた豆も、実る季節が来ればさやが割れて、中の豆がはじけ出ることから。「豆」は、ここでは女性の体をそれとなく指している。 年ごろの娘の変わりようを、ほかのものにたとえた言い回しに、[[毬栗も内から割れる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/7.php]]や[[日陰の豆も時が来ればはぜる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/148.php]]がある。
狐に小豆飯(きつねにあずきめし)
油断できない状況、危険な状況のたとえ。 猫のそばに好物の鰹節を置くことから。
酒屋へ三里、豆腐屋へ二里(さかやへさんり、とうふやへにり)
生活するのに非常に不便な場所のこと。 酒屋へは三里、豆腐屋へは二里の道のりがある場所のことから。
白豆腐の拍子木(しらどうふのひょうしぎ)
見かけは立派でも、実際は役に立たないもののたとえ。豆腐で作った拍子木が使えるはずがないことから。
大豆は畑の肉(だいずははたけのにく)
大豆には、良質のたんぱく質や脂肪が含まれ、肉にも負けないような栄養があるということ。
戸板に豆(といたにまめ)
戸板の上を豆が転がるようすから、すらすらと早口でしゃべることのたとえ。物事がどんどん進んでいくことのたとえ。 または、戸板にのせた豆は転がって扱いづらいことから、思うようにならないことのたとえ。
豆腐で歯を痛める(とうふではをいためる)
ありえないことのたとえ。 やわらかい豆腐を食べて歯を痛めることなどないとの意から。
豆腐に鎹(とうふにかすがい)
少しも手ごたえや効果がないことのたとえ。「鎹」は、材木をつなぎ止めるためのコの字型の釘のことで、豆腐に鎹を打っても何の効き目もないことから。
這っても黒豆(はってもくろまめ)
誤りだとわかっていても、主張を押し通そうとすること。 小さな黒い物体を指して黒豆だと言った者が、その黒い物体が這い出したにもかかわらず黒豆だと言い張ることから。
鳩が豆鉄砲を食ったよう(はとがまめでっぽうをくったよう)
突然のことに驚いて、きょとんとしている様子のたとえ。 「豆鉄砲」は、豆や丸めた紙などを弾に使うおもちゃの鉄砲。 豆鉄砲で撃たれた鳩が、突然のことにびっくりして目を丸くしている様子から。 「鳩に豆鉄砲」「豆鉄砲を食った鳩のよう」ともいう。
鳩を憎み豆を作らぬ(はとをにくみまめをつくらぬ)
つまらないことにこだわって、大事なことをしないために、自分や世間に損害を招くことのたとえ。鳩が豆をついばむのを嫌がって、豆を作るのをやめてしまうということから。
日陰の豆も時が来ればはぜる(ひかげのまめもときがくればはぜる)
人より成長が遅れていても年ごろになれば一人前になるから心配は要らないというたとえ。日陰で育った豆でも時期が来れば自然とさやからはじけ出るとの意から。
豆を煮るに萁を燃く(まめをにるにまめがらをたく)
兄弟など近しい間柄の者どうしが、互いを苦しめ合って争うたとえ。煮られる豆も、下で燃える豆がらも、もとは同じ一株から生じた仲である。才をねたんだ兄の曹丕(文帝)から、七歩歩き終えるまでに一首作れと難題を課された魏の曹植が、その嘆きを詠み込んだ詩による。
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