命は義によりて軽し
ことわざ「命は義によりて軽し」の意味・読み方・異形などを解説します。
命は義によりて軽し
いのちはぎによりてかるし
| 言葉 | 命は義によりて軽し |
|---|---|
| 読み方 | いのちはぎによりてかるし |
| 意味 | 人が踏み行うべき正しい筋道(義)を貫くためなら、何より大事な自分の命でさえ軽く見て、ためらわず差し出す心構えをいう。
もとは中国の歴史書『後漢書』のなかで、受けた恩に報いようと命を投げ出した昔の人々(専諸や荊軻など)について、心は恩のために動き、命は義のために軽くなる、と述べたくだりに由来する。 「命」を「めい」、「軽し」を「かろし」とする読みもある。書き表し方には「義に縁りて」の形もあり、「命は義によって軽し」とも言う。似た言葉に命は鴻毛より軽しがある。 |
| 例文 | 主君への恩義を返すために命を懸けて戦った武将の生き方は、まさに命は義によりて軽しだ。 |
| 出典 | 『後漢書』朱穆伝 |
| 異形 | 命は義に縁りて軽し(いのちはぎによりてかるし) |
| 命は義によって軽し(めいはぎによってかろし) | |
| 場面 | 信念を貫く / 決死の覚悟 |
| 使用漢字 | 命 / 義 / 軽 / 縁 |
「命」を含むことわざ
- 一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
- 命あっての物種(いのちあってのものだね)
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 命知らず(いのちしらず)
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 命長ければ蓬莱に会う(いのちながければほうらいにあう)
- 命に替えても(いのちにかえても)
- 命に過ぎたる宝なし(いのちにすぎたるたからなし)
- 命の親(いのちのおや)
- 命の洗濯(いのちのせんたく)
「義」を含むことわざ
- 親の恩より義理の恩(おやのおんよりぎりのおん)
- 義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し(ぎはたいざんよりおもく、いのちはこうもうよりかるし)
- 義理が悪い(ぎりがわるい)
- 義理と褌、欠かされぬ(ぎりとふんどし、かかされぬ)
- 義理にも(ぎりにも)
- 義理張るより頬張れ(ぎりばるよりほおばれ)
- 義理を立てる(ぎりをたてる)
- 義を見てせざるは勇なきなり(ぎをみてせざるはゆうなきなり)
- 君子は義に喩り小人は利に喩る(くんしはぎにさとりしょうじんはりにさとる)
- 仁義を切る(じんぎをきる)
「軽」を含むことわざ
- 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
- 命は鴻毛より軽し(いのちはこうもうよりかろし)
- 肩が軽くなる(かたがかるくなる)
- 鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
- 軽い返事に重い尻(かるいへんじにおもいしり)
- 軽口を叩く(かるくちをたたく)
- 口が軽い(くちがかるい)
- 群軽軸を折る(ぐんけいじくをおる)
- 死は或は泰山より重く、或は鴻毛より軽し(しはあるいはたいざんよりおもく、あるいはこうもうよりかろし)
- 尻が軽い(しりがかるい)
