草を結ぶ
ことわざ「草を結ぶ」(くさをむすぶ)の意味・読み方を解説します。
草を結ぶ
くさをむすぶ
| 言葉 | 草を結ぶ |
|---|---|
| 読み方 | くさをむすぶ |
| 意味 | ①身の無事や長生き、旅が無事に終わることなどを願って、草の茎や葉に結び目を作ること。よいことが起こるか悪いことが起こるかを占うためにも結んだ。古い時代の人々が行ったまじないである。
②野山を旅して道のない所を行くとき、草を結んで目じるしにし、後から来る人のための道しるべとすること。 ③旅の途中で、屋根のない野原などに寝ること。束ねた草を枕にして眠ったことから、この意味で使う。 ④人から受けた恩を忘れず、相手に恩を返すこと。 ④は『春秋左氏伝』に見える話による。春秋時代、晋の魏顆の父は、かわいがっていた女性について、はじめは「わたしが死んだら嫁がせよ」と言っていたが、病が重くなると「わたしと一緒に葬れ」と言いのこした。父の死後、魏顆は「重い病のときは心が乱れていた。正気だったときの言いつけに従う」と言って、その女性を死なせずに嫁がせた。のちに秦との戦いで、魏顆は一人の老人が草を結んで秦の力自慢の武将杜回の行く手をはばむのを見た。杜回はつまずいて倒れ、魏顆に捕らえられた。その夜、魏顆の夢に老人が現れ、「わたしはあなたが嫁がせた女の父だ。あなたが父上の正気のときの言いつけを守ったので、そのお返しをしたのだ」と告げたという話である。 これにちなんで、恩返しのことを漢語で「結草」ともいう。 |
| 例文 | 学生のころに何度も助けてくれた先輩が店を開くと聞き、今こそ草を結ぶときだと、休みのたびに手伝いに通った。 |
| 出典 | 『春秋左氏伝』宣公十五年 |
| 場面 | 恩返し / 旅 |
| 使用漢字 | 草 / 結 |
「草」を含むことわざ
- 商いは草の種(あきないはくさのたね)
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