鶏黍
ことわざ「鶏黍」(けいしょ)の意味・読み方を解説します。
鶏黍
けいしょ
| 言葉 | 鶏黍 |
|---|---|
| 読み方 | けいしょ |
| 意味 | 鶏の肉でおかずを作り、黍(きび)を炊いた飯をそえて、訪れた人に出すこと。この意味から広がって、来た人を手厚くもてなすことも表す。
孔子が弟子と交わした問答などをまとめた書物『論語』の、微子の巻に載っている故事がもとである。弟子の子路が、師の一行から遅れて歩いていたとき、杖の先に竹かごを掛けてかついだ老人に出会った。孔子を見かけなかったかと尋ねたが、老人は取り合わずに杖を地面に立て、畑の草取りを始めた。子路は両手を胸の前で組み、かしこまってそばに立っていた。すると老人は子路を引き止めて自分の家に泊め、鶏をさばいて料理を作り、黍の飯も用意してふるまい、二人の息子にも会わせたという。あとでこの話を聞いた孔子は、その老人を世をのがれて暮らす隠者だと言った。 「黍」はイネの仲間の穀物で、昔の中国では大切な食べ物だった。骨身を惜しまず食事を整えて客を迎える話には、「雨を冒して韮を剪る」もある。 |
| 例文 | 山あいの宿の主人は、急な雨で足止めされた私たちを鶏黍でもてなし、温かい夕食と寝床を用意してくれた。 |
| 出典 | 『論語』微子 |
| 場面 | もてなし |
| 使用漢字 | 鶏 / 黍 |
