醯鶏甕裏の天
ことわざ「醯鶏甕裏の天」の意味・読み方を解説します。
醯鶏甕裏の天
けいけいおうりのてん
| 言葉 | 醯鶏甕裏の天 |
|---|---|
| 読み方 | けいけいおうりのてん |
| 意味 | かめの中にわいた小さな虫が、自分のいるかめの内側を天と地のすべてだと思いこみ、その外に広がる世界を知らずにいることから、身の回りのせまい範囲しか知らず、世の中を見る目が小さく限られている者のたとえ。
「醯鶏(けいけい)」は、酢や酒をたくわえておくかめにわく、ごく小さな虫。「甕裏(おうり)」は、かめのなかで、「甕裡」の字でも書く。 もとの話は『荘子』の田子方篇にある。孔子は老子をたずねて教えを受けたあと、自分の道についての理解は醯鶏ほどのものにすぎず、先生がおおいを取りのけてくれなければ、天地がいかに広く欠けたところのないものかに気づかずに終わっただろう、と弟子の顔回に話したという。 狭い世界しか知らないことを小さな生き物にたとえる点で、井の中の蛙大海を知らずと通じる。四字熟語には、前後を入れかえた形の甕裡醯鶏がある。 |
| 例文 | 海外の大学に進んで、自分の物差しがいかに小さかったかを知った。地元で一番だと得意になっていたころの私は、まさに醯鶏甕裏の天だった。 |
| 出典 | 『荘子』田子方 |
| 場面 | 見識が狭い / 世間知らず |
| 使用漢字 | 醯 / 鶏 / 甕 / 裏 / 天 |
「醯」を含むことわざ
- 醯鶏甕裏の天(けいけいおうりのてん)
「鶏」を含むことわざ
- 函谷関の鶏鳴(かんこくかんのけいめい)
- 鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)
- 鶏犬相聞こゆ(けいけんあいきこゆ)
- 鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
- 鶏肋(けいろく)
- 鶏冠に来る(とさかにくる)
- どこの鶏も裸足(どこのとりもはだし)
- 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)
- 牝鶏晨す(ひんけいあしたす)
- 雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
「甕」を含むことわざ
- 醯鶏甕裏の天(けいけいおうりのてん)
「裏」を含むことわざ
- 悪の裏は善(あくのうらはぜん)
- 足の裏の飯粒(あしのうらのめしつぶ)
- 足の裏の飯粒をこそげる(あしのうらのめしつぶをこそげる)
- 一の裏は六(いちのうらはろく)
- 一枚の紙にも裏表(いちまいのかみにもうらおもて)
- 裏表がない(うらおもてがない)
- 裏で糸を引く(うらでいとをひく)
- 裏には裏がある(うらにはうらがある)
- 裏の裏を行く(うらのうらをいく)
- 裏へ回る(うらへまわる)
