獣雲に吠ゆる
ことわざ「獣雲に吠ゆる」の意味・読み方・異形などを解説します。
獣雲に吠ゆる
けだものくもにほゆる
| 言葉 | 獣雲に吠ゆる |
|---|---|
| 読み方 | けだものくもにほゆる |
| 意味 | とりえのない者が、夢にも思わなかったほどの大きな名誉を手にするたとえ。
昔の中国で、漢の劉安(りゅうあん)という淮南(わいなん)の王が、仙人になるための薬を飲んで天へ昇ったとき、あとに残った薬の器をなめた鶏や犬までがいっしょに天へ昇り、雲の上で鳴いたりほえたりしたという古い伝説にもとづく。 四字熟語の淮南鶏犬も、同じ伝説から生まれている。 |
| 例文 | 補欠の私までが優勝チームの一員として表彰台に上がれるなんて、まさに獣雲に吠ゆるで、身に余る思いだ。 |
| 出典 | 『神仙伝』淮南王 |
| 異形 | 鶏犬雲に吠ゆる(けいけんくもにほゆる) |
| 場面 | 意外性 / 名誉 |
| 使用漢字 | 獣 / 雲 / 吠 / 鶏 / 犬 |
「獣」を含むことわざ
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 獣雲に吠ゆる(けだものくもにほゆる)
- 猩猩能く言えども禽獣を離れず(しょうじょうよくいえどもきんじゅうをはなれず)
- 獣を逐う者は目に太山を見ず(じゅうをおうものはめにたいざんをみず)
- 角ある獣に上歯なし(つのあるけものにうわばなし)
「雲」を含むことわざ
- 遏雲の曲(あつうんのきょく)
- 出雲の神より恵比寿の紙(いずものかみよりえびすのかみ)
- 一片の雲も日を蔽う(いっぺんのくももひをおおう)
- 雲泥の差(うんでいのさ)
- 雲となり雨となる(くもとなりあめとなる)
- 雲に梯(くもにかけはし)
- 雲に汁(くもにしる)
- 雲は竜に従い風は虎に従う(くもはりゅうにしたがいかぜはとらにしたがう)
- 雲無心にして岫を出ず(くもむしんにしてしゅうをいず)
- 雲行きが怪しい(くもゆきがあやしい)
「吠」を含むことわざ
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 犬の遠吠え(いぬのとおぼえ)
- 犬の逃げ吠え(いぬのにげぼえ)
- 影もないのに犬は吠えぬ(かげもないのにいぬはほえぬ)
- 食いつく犬は吠えつかぬ(くいつくいぬはほえつかぬ)
- 桀の犬尭に吠ゆ(けつのいぬぎょうにほゆ)
- 蜀犬、日に吠ゆ(しょっけん、ひにほゆ)
- 跖の狗尭に吠ゆ(せきのいぬぎょうにほゆ)
- 所で吠えぬ犬はない(ところでほえぬいぬはない)
- 能なし犬の高吠え(のうなしいぬのたかぼえ)
「鶏」を含むことわざ
- 函谷関の鶏鳴(かんこくかんのけいめい)
- 鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)
- 醯鶏甕裏の天(けいけいおうりのてん)
- 鶏犬相聞こゆ(けいけんあいきこゆ)
- 鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
- 鶏肋(けいろく)
- 鶏冠に来る(とさかにくる)
- どこの鶏も裸足(どこのとりもはだし)
- 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)
- 牝鶏晨す(ひんけいあしたす)
